• SF

話の初出とか、エピソードなど その6

「ブラックホールちゃん」
「一.一秒物語」
「ロボットたちの冬」
の3編ですが、ちょっとファンタジックなものが揃いました。
「ブラックホールちゃん」は、健気さが微笑ましくて、好きな話。ブラックホールちゃんの中での学校の照明の電力は、どこから来てるんだ、とか考えないでくださいね。ファンタジーですから。
「一.一秒物語」は、稲垣足穂の大傑作「一千一秒物語」を読んで、あまりの面白さに、よし、ぼくもやってみよう、という高1の時の二次創作。才能の差があまりにもありすぎると痛感。でもまあ、千分の一以上は面白さをお伝え出来たのではないかと。
 ファンタジーの面は、少しは真似られるけど、あのすさまじいナンセンスには手も足も出ない。詩的な面も。彼は佐藤春夫の愛弟子なのだ。
「ロボットたちの冬」は、初めての私小説です。講談社の「ショートショートランド」1985年3+4月号掲載。
 モデルになったMさんには、「ぼくのこと書いたでしょう」とすぐばれてしまいました。べつに、それで仲がどうなったわけではないですけど。

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