中 真

本作は自転車で四国八十八ヶ所を巡った作者のエッセイです。特に目的も無く、信仰心も無く。だからからか、文体も押し付けがましいものは一切無く、淡々と旅が進みます。 まだまだ先の話にな…続きを読む

本作は水族館アトランチカの白いクジラに魅せられた少年の話である。そして短く簡潔な物語を書くことの難しさ全く感じさせず、それでいて色々考えさせられる、ぎゅっと詰まった作品だ。 例え…続きを読む

ジャスレイは冷静な判断力に豊富な経験を持つ冒険者。そんな彼が単独で行動する理由は、彼の運の無さにある。ジャスレイは例のごとくの「凶運」を発揮しながら依頼をこなしている途中、異世界か…続きを読む

戦時中の混乱に暗殺者として活躍していた主人公のサザは平和な時代の中、廃業を余儀なくされた。愉快な元暗殺者仲間の采配で彼女の次なる活躍は、まさかの領主の妻として。戦果で領主になった剣…続きを読む

本作はエッセイと分類されていますが、身構えずに一度読んでみれば分かります。創作物としても大変面白い作品です。多岐にわたるテーマに沿ってそれぞれ数回の「講義」に分けて綴られていますが…続きを読む

強大な敵を前に、無謀な戦いを強いられる女将は包丁を手に、奮闘します。そのあまりもの力量の差に「頑張れ」と応援したくなる作品です。 短編の良さを詰め込んだ、良作です。簡潔であり、山…続きを読む

本作は、読者としてカクヨムを使う際に便利な機能や、Web小説ならではの作者へのエールの送り方を丁寧に説明しています。 使い込んでいる人にとっては知っている内容かもしれませんが、私…続きを読む

創作方法は一つだけではありません。こちらに取り上げられている創作方法は工学系で馴染み深い「ランダムナンバージェネレーター」のアイディア版のような手法です。 何故「ランダム」である…続きを読む

創作のアドバイス、特にWeb小説に適したものが、ぎっしり詰まっており、思わず読みながら「成程」と声を出してしまいました。特に「パターン」と「オリジナル」を組み合わせる事で、より良い…続きを読む

Web小説とはどうあるべきか。読みやすくて面白い作品とは。それらを作り上げる作者として、そして読者としての責任とは何なのか。本書はそれらを読書好きの筆者が書き上げたエッセイである。…続きを読む

合理的に考える冒険者ユナは、女神セレーネの導きと呼ぶべきか、奇しくも誘拐され奴隷として売り飛ばされそうなアリーシャ姫の元に辿り着く。国がらみの面倒ごとの匂いがするものの、ユナはアリ…続きを読む

静かで寒々しい冬の森にある死体安置所では、少し心温まることが起きている。主人公イルミナはこの新たな職場で無口な同僚、ザックと共に日々の大半を単調な作業をこなしながら、過ごしている。…続きを読む

時間の概念、光の性質、そして重力。 どれも大半の人が「こういうものだ」となんとなく知っていても、深く理解している者は少ないだろう。 このエッセイはそこから一歩先まで踏み込ませてく…続きを読む

介護が必要な人は、自分一人の力では日常生活もままならないのだ。 しかし今のコロナの時代ではケアマネージャーの手助けを受けるという事は、コロナ感染のリスクを伴うもの。 本書はそんな…続きを読む

日本の学生社会では少し生き難そうな筆者の、少し哲学を混ぜ込ませて綴ったエッセイです。 人生の意味や、性の二分化的考えなど内容はやや重めではありますが、別段人を責める訳でもなく、特…続きを読む

執事やメイドカフェの、客のあれこれから店員のあれこれが綴られたエッセイです。 その裏事情は予想はしていても、怖いものでした。 ですが不思議と次の話、次の話と進んでしまいます。 進…続きを読む