「＃短編 #掌編」を含む小説

ストーカーとかの話ではありません。 しかし、意外と「架空のもの」ではない気がします。 もう少し、深めて短編にする予定ですが。 ひとまずは掌編で。

サンタガールのマチとブラックサンタのネルソンの クリスマスイヴの小さなものがたり。 🌟前編・後編予定です。 挿絵にAI画像を使っています。

知ってるけど未知 お題でカクコン第1のお題『未知』に書き下ろした掌編になります。

　楽園か、それとも生き地獄か――ブラックジョーク短編SF。 　意識と記憶がバックアップされ、何度でも復元される時代。 　人類にとって「死」は過去の概念となりつつあった。 　しか…

　全国でチュパカブラの目撃が相次いでいる。 「ほんとにねぇ。怖いねぇ」 　該当インタビューでそう語る40代の女性。彼女は車で走行中に野良猫の血を吸うチュパカブラを見てスマート…

　のんべんだらりと生きてきたツケだろうか、大変困った事になってしまった。 　カード支払いのために金をおろそうとしたところ、エラー。口座残高がなくなっていた。犯罪によって不正に引…

魔法とはなにか。究極の魔法とはどのようなものか。最強の魔法使いは誰だったのかについての考察。 縦組みで読みやすいEpub版もあります。 https://kakuyomu.jp/…

　佐和子は硝子屋の倅を見るたびに頬を染めていた。 　彼は普段寡黙で黙々仕事をしているから、佐和子が家業の手伝いで蕎麦を持っていっても気が付かない。すっかり硝子に夢中で、昼夜問わ…

新作とこれまで書いた過去作をこちらに再掲載予定です。 会話劇掌編小説、よろしくお願いします。 ジャンルは気分次第で大体、200文字以内ですが自由に書くのでまちまちです。 コメデ…

　金がなかった。 　飯に行けば全部出して、飲みに行けばカードを切る。これで金がなくならないはずがない。しかし先輩社員というない袖を振ってなんぼの身。立場上、どうしても去勢を張ら…

　壊れた傘を拾った。さっきの夕立で壊れたのだろう、傘の骨が一本折れている。 「どうだい？　そこのゴミ捨て場までデートしないか？」 　傘にそそのかされた僕は、仕方なくその傘を持っ…

「優しい子なんです」 　テレビカメラの前で老女は涙ながらにそう語った。 　彼女は十五で子供を産み、十七で夫が行方をくらます。早くに両親を亡くした女は頼るあてもなく必死で働き息…

３分で読めるプチミステリー作品。 好きな相手とのデートは、いくつになっても良いものですよね！

　自作をあまりにも辛辣に批判された文士が、批評相手を招いて話し合う。 　あくまで穏やかに、声も荒げず紳士的に。 　—―しかし静かな言葉の内に、身を焦がすような怒りを隠して。言葉の…

　玄関を開けて明かりがついていない事に、未だに慣れない。 　妻と別れてから部屋が静かで冷たい。今まで当たり前にいた存在がそこにいないというだけで、目に見える色彩が一色消えてしま…

noteで以前上げた掌編小説。 会話中心のシュールな話です。

【警告】 本テキストデータは、四百文字という記述制限下において発生した「知的生命体」の観察記録である。 彼らは環境の狭小性を克服するため、モニター越しの観測者である「あなた」への…

これは、未だ日の目を見ぬ自称小説家・有村朔太郎が徒然に書き散らす、日常の切れ端である。 ------------- どこから読んでも問題ないので、気軽にご覧ください。 １～４話…

夕立のあと、空にかかったのは灰色の虹だった。 その虹をすくい集める人がいるという。 「これがないと、明日が来ない。」 灰色の虹をめぐる、 夢と現実のあいだを歩くような幻想譚。

何度も傘を盗まれてきた俺は、使用済みのワラ人形をほぐして傘に縫いこみ、釘で持ち手に呪いを刻んだ。 その他、思いつく限りの改造をほどこしたこの傘を。 できるものなら、盗んでみろよ！