「金糸雀」を含む小説

　悪役令嬢に転生した渡辺莉愛、子爵令嬢カナリア・フローラは前世の性格を引き継いでとてつもない弱虫だ。今世で起こることに怯え、怯え、怯えた末にやっと辿り着いた愛おしい人との結婚前夜…

　何処ぞへと行った酒好きの兄貴の部屋を借りた犬神金糸雀（いぬがみかなりあ）は同じく大の酒飲み、それゆえ大学の歓迎コンパやサークルの飲み会でその酒豪っぷりに引かれ結局一人で宅飲みす…

長期間活動を休止していた、人気バーチャルストリーマー金糸雀　立夏の立てた配信枠のタイトル―【大切なお知らせ】 そこで語られたのは…… 空色杯第13回500文字以上の部参加作品で…

貴女が見初めるその小鳥が妬ましい。 貴女の心にいる誰かが憎たらしい。 空色杯第13回　お題「立夏×カナリーイエロー」 500文字未満の部参加作品です。 カナリーイエローか…

最強故に孤独な王太子α(魔導師)×声を失い拾われた獣人ペットΩ(無自覚気弱な金糸雀)の王宮ラブファンタジー

かつて「金糸雀」と呼ばれた令嬢がいた。美しい声は皆の心を癒し、神への祈りと祝福を歌にして響かせた。 その金糸雀と呼ばれていたのは、とある伯爵の姪であるエレノア・エヴァンス。現在は…

なずなは、人の心を読む事が出来る力を持つ事以外はごく一般的な中学生。 彼女は幼い頃から不思議な夢を見ていた。天高く聳える搭に、氷柱の中に囚われて眠る少年。その子を助けようとする自…

「──私の金糸雀（カナリア）を見かけませんでしたか？」 黒い鳥籠を持つ喪服のようなドレスを着た美しい女性──籠宮曜子（かごみやようこ）に公園で声をかけられた佐々木秀司（ささきし…

学校に内緒でホストのバイトをする江藤修平は、偶然店に来た同級生、姫野まりこと鉢合わせをする。バイトを首になることを恐れた修平は姫野まりこに頼み込み、働いていることを内密にしてもら…

目が覚めると見知らぬ洋館にいた。 そこには鳥籠に閉じ込められた一羽のカナリアと謎の化け物しかいない。 化け物に捕まらずに洋館からの出ることができるのか。 “鍵”はカナリアだ。

冬の夜、こたつの中で、私は物思いに耽る。 過去のこと、現在のこと。ひとりぼっちの家の中。 回想のみ、主人公は一歩も動きません。 叙情的なとても短いお話です。

とあるお屋敷に4つの鳥籠がありました。 そこには、それぞれたいそう美しい金糸雀が住んでおりました。

　　私立星壁高校二年　金糸雀舞胡(かなりあ まこ） 　整った顔立ちにメスガキのような口調。極めつけは身長145cmと小学生の平均並みの身長を持つ女子高校生だ。 　 　これは、そん…

時は昭和初期。帝都、石墻女学院。 乙女たちが集う学院の名物は、歌唱団〈金糸雀倶楽部〉。 宝石に因んだ称号と寮を与えられ、華やかな共同生活を送っている。 演芸場、式典、ラジオ。彼…

神は、手のひらから幾筋もの光を遣わした。 「罪深き人間たちの諸行を、私に代わり見て来ておくれ」 　一つの光が、下界に降りる途中で真っ白な金糸雀に姿を変え、地上へと舞い降りた …

千枝は『見鬼の才』を持つ侯爵令嬢に仕える侍女だ。令嬢の婚約者、直幸はその力を知り仕事の手伝いをたびたび依頼してくる。立場上、断ることができない千枝は助手として帝国を奔走する。 …

『金糸雀（カナリア）』。そう名付けられただけの一人の女性。 別に彼女が悪いのではない。ましてや、名前にも《悪意はなかった》。ただの文字列なだけだった。ただ、間が悪かっただけ。

　リディ・フロベール。二十歳。国立国民議会図書館《ポンパドーラ》で働いている。私には前世の記憶があった。三百年前、この国の女王だったマリー＝テレーズの記憶だ。しかし、それを誰に言…