「言葉の海」を含む小説

セカイと世界を紡ぐ、千文字の言葉。 そこには、果てしなき偶像崇拝によって描かれる理想と虚妄があり、多くの人間が羽ばたく。 向かっては砕け、受け入れては自身の愚かさに涙する。そうし…

元救命医・瀬尾結が辿り着いたのは、海辺の崖に立つ古いホスピス「オワリの家」だった。 彼女の仕事は、命を救うことではない。元作家、元実業家、若き音楽家——様々な過去を背負う患者た…

【こえけんコンテスト　ボイスドラマ部門】 　白鷺繭は、明るくて可愛い。 　笑顔を絶やさず、ノリがいい。 　活発で、ポジティブで、太陽のようだと崇めるヤツさえいる。 　……とん…

第9回古賀コン応募作品。 テーマ「ママにならないで」 1時間で書きました。

朗読とは、声を伝って、言葉の海を泳ぐこと。 放送部に所属する女子高生・りんは、自分の声に強いコンプレックスを抱えている。どれだけ練習しても、言葉は意味を失い、音だけが残る。朗読…

私にとって「読書」とは何かを、ちょろっと語ったのみです。

自分の、仕事に対する認識を少し整理してみて、それを短編におこしてみました。 仕事がつまらないとか、日常が無味無臭とか感じられているなら、読んでみてください。

結婚を控えた沙霧の元に現れたのは、婚約者の高校時代の同級生、暁音。 夏の海辺に二人きり。 たった一日の、忘れられない出会い。

お似合いの夫婦とまで言われた幼馴染みの二人が別れて。 未だ、未練を引きする君（ヒロイン）に、このタイミングで出会うナンパ師君。 少しアダルトで。少しピュアな真夏のアバンチュール…

【言葉に溺れて死ぬ】 それは主人公である「僕」の密かな夢。 叶わない夢を追い求め、散って行く憐れな主人公を描く物語。

人魚の伝説が残る東の島。ここで行われている祭祀とは。そして、うたうのは・・・。 星空に響く、美しい和楽器の音色。力強い唄声に、祈りを込めて。４話完結になります。 前作【 リナリア…

人魚の伝説が残る西の島。ここで行われている祭祀とは。そして、うたうのは・・・。 月夜に響く、美しいピアノの調べ。優しい歌声に、祈りを込めて。３話完結。

お姉ちゃんが死んだ。 遺品整理のために亡き姉の部屋に入った『私』は、机の上に残された姉の日記を手に取る。 そこに綴られていた、姉の言葉とは……

東北の海辺の町で暮らす中学生・坂本真尋は、2011年の元旦、干物店を営む祖父・利吉とともに近くの浜辺に初日の出を見に行った。海の様子を見た利吉は、いつもの正月の海と違う荒々しさに…

言葉の世界は広大である。名詞、動詞、形容詞、副詞……さまざまな種類へと独自の進化を遂げた生き物たちが、この世界には生息しているのだ。 この世界では、日々、そんな個性豊かな生き物…

言葉の海にて雨となる

俺がそこで出会ったのは、右腕のない美しい少女だった。 その少女は俺と同じくこの星のありとあらゆる言葉が記録されている辞書データを探していた。 俺たちは洞窟を探検し辞書データを探す…

600字縛り自主企画！4話完結！ 海と空、波と雲。夢のお話、言葉遊び！

「bon voyage」はフランス語で「よい旅を」という意味です。 ここでは学生時代から書いていた歌詞を、この場をお借りして少しずつ投稿できればと思ってます。（歌詞と言ってますが…