「箱の中」を含む小説

箱を開けるのが怖い。 ひな祭りが怖い。 実話です。

自宅のある古いマンションのエレベーターに乗り込むと、なぜか今日に限って違和感があった。 疲れていた小春は気にせず８階のボタンを押すと突然天井の明りが消え、故障か、はたまた停電なの…

高校二年の夏、嶋幻也は同じ部の沖浦数葉の誘いでフルダイブ型ＶＲＭＭＯ、『グレイト・ライフ・オンライン』のテストプレイに参加することになる。 同じ部活の部員から友達へ、そして――…

子供たちが巣立って飾られることのなくなった雛人形一式。押し入れに仕舞われた箱の中では、日々やんごとなき夫婦が喧嘩を繰り広げていた。 ※3/8　一部修正しました。

未知の試練を乗り越えていく、大輝と凛花の冒険。互いに支え合い、時に犠牲を払うことで成長し、ついに試練の終わりを迎える。彼らが選ぶ道は、未来を変える力を持つのか。それぞれが抱える思…

想いは、たぶん形にすることと同じ位大事なのかも。

手首が取れちゃう人の、ぼんやりとした寝起きのこと。

響きわたる箱の中で、狂おしく悩んだ。「歌って、凛ちゃん。」まるでプロポーズだった。「凛の声がほしい。」

「見た目は綺麗なんですよ、でもどうしても持っていたくないんです」 　曰く付きの品を扱う古物店『さやま』に持ち込まれたのは、美しい装飾の施された一つの箱だった。傍目には美しいただ…

部屋には未開封のシャンプーやボディソープが山積みで、買ったその日に忘れてしまうほど忘れっぽい主人公。 彼は散らかった部屋を片付けようとしていた最中、古びた箱の中から人間の手首の骨…

伏見狐奈《ふしみこな》は十狐神社にお礼参りに来ていた。賽銭箱の前で財布の中を覗き込んで、諦めて10円を賽銭箱の中に入れる。10円の賽銭から始まる物語 十狐神社は以下のご利益があ…

幸せの形ってどんなだと思いますか。 幸せと不幸のどちらかが入った箱を開いた男の人生のお話。

王都での仕事を何度もクビになり路上生活をしていたマオ（１６歳）だったが、ある日王城に招聘され何の間違いかわからないが五人の英雄候補の一人として選ばれてしまった。 詳しい説明もな…

「私」は、祖母の遺品整理を手伝うために久しぶりに実家を訪れる。 祖母の部屋で見つけた古い箱の中に、一冊の古びた日記と一通の未送の手紙があった。

2045年、人類の多くはバーチャル・ライフ・ポッドでの生活を選択していた。 ウェブデザイナーの佐藤美咲（28）も、そんな「箱」の中で5年間を過ごしていた。 「薔薇色プログラム」と…

【カクコン10短編】【4話完結済】 週に1回、小学校でカウンセリングを担当しているスクールカウンセラーの白波真帆。だが、その任期も今月末までだ。そんなとき、新たな児童が教室のドア…

ショッピングセンターで働く小柳めいは、小説を書くことが趣味の普通の女性。しかし一つ、秘密があった。それは、自作小説に出てくる男女のヒーローを妄想上の“守護霊のようなもの”にしてい…

シュレーディンガーの猫について、彼女は言った。 「私がその箱に入ったらどうなるか」 それは、50%の確率で中に入った者を死に至らしめる禁断の装置。 だが、彼女がその箱に入った…

やっとこさ、まともな青春ライフのスタートを切れた学生・俺。 だがある日、事件が起きた。そりゃもうどでかい事件だ。 俺の下駄箱の中に──何か、ある。