開けたら、幸せになるか、不幸になるかわからない箱。
まるでシュレーディンガーの猫のような箱を開けた男、または人たちの話。
だが、送る日々はどちらともつかぬ日々だった。
幸、不幸とは、線引きが曖昧だし、価値観も人の数ほど違いはあるだろう。
そして、
答え合わせの時間はいつだって、全てが終わる頃にやってくるものだ。
箱の正体はわからないが、
我々はいつだって、自分が幸福なのか不幸なのか、それぞれ分からないまま、
そんな輪郭の曖昧なものを拾い集めているのだろう。
泣かせていただきました。ご馳走様です。