「時代風ファンタジー」を含む小説

旅籠の主人の娘として暮らしていた椿は、生まれつき盲目ながらも両親の愛情を一身に受け幸せに暮らしていた。 しかし、十歳の時に両親が逝去。後に後見人となった叔母夫婦に旅籠を乗っ取られ…

姉の桔梗は美し過ぎる妹に皇太子妃の座を奪われ、妹に大やけどを負わす。皇太子妃には傷がある女性はなれないという法律があったので、結局桔梗が皇太子妃になった。妹の百合は桔梗の専属侍女…

　遥か太古の昔のことにございます。 　わたくし共が住まうこの日ノ本《ヒノモト》はかつて男の王が治める多くの小国に分かれておりました。 　より豊かな土地を手に入れる為に国同士は争い…

今上帝がなんの前触れもなく崩御した。混沌とする内裏。そんな時先帝の姫宮３人が集められた。先帝が院となってから儲けた姫宮の中でも内親王として遇されてる姫宮たちだ。 「これから籤引…

『人は城、人は石垣、人は堀 情けは味方、仇は敵なり』 軍学書『甲陽軍鑑』を紐解くと、一首の和歌に出会う。 『甲斐の虎』と恐れられた戦国最強の武将の一人、武田信玄の信念が込められ…

一夜で女帝の寵愛を得た祈祷師・天鏡。 しかし、その異形の美貌の裏には――「尸喰（しかばみ）の祈祷師」という恐るべき異名があった。 そして、いなめに下された暗殺の命が、二人の運命を…

　暁国（あけのくに）の成条京には、貴族の子息が学ぶ大学寮がある。 　左大臣の孫、橘真人（たちばなのまひと）は、特例で入寮した身分の低い小野悠月（おののゆづき）に興味を持つ。 　…

摩利子は陰陽術で呪ったという濡れ衣を着せられ、璃王煉皇子に婚約破棄されてしまう。 しかしそれは桜髪の乙女と浮気していた璃王煉皇子の狂言だったことが知れた。 璃王煉皇子は失脚して流…

　中世の日本とよく似た世界の物語。 　麻岐国の守護代・新柄家に仕える五百瀬藤吾は、新柄家の嫡男・新三郎に虐げられていた。 ある日、新柄家に仕える国衆・沖沼が謀反を起こし、当主・尚…

気が付けばここは異世界!? 主婦でなくなったのなら、なんにもしたくない！ とはいかず。 ノンキャリア、ノンスキルなアラフィフ目前のおばさんが放り込まれたのは中央官庁の給食センター…

山の民の現在の長は女王ナホである。しかしナホは実は女装した少年で、家臣の一族の女戦士ノジカと婚約していた。 ある日のこと、山に海の民の戦士が押し寄せてくる。海の民の戦士たちは圧倒…

極東の島国で妖の王を討ち取った青年トキは、そのとき自身もまた死に絶えたはずだった。気がつくとそこは、故郷より遥か西に位置する異国の地。持ち物はトキの仕えていた姫の薙刀のみ。 「…

帝都から遠く離れた港町に女学校に通う本好きの女の子がいました。 主人公の藍川璃世です。 友だちに頼まれ、ダンスパーティがあるので練習していた。 そこで知り合った異国の男性こそが…

没落した柊家の娘の明日香は、皇家に嫁ぐことを命じられた。 しかし花婿は人間ではなく――銀髪紅眼の人形だった。 無機質な視線の奥で、彼はやがて目を覚ます。 「俺を殺した相手を探…

📕【つばさ文庫小説賞用あらすじ】📃 ──詞魂(ことだま)によって世界は創られ、いつしか幾千に分かれ、数多もの土地を治め世界を創った。しかしそれは時が経つにつれ衰え、記憶が消えて…

ささやかな異能を持つ姫・澪咲（みさ）は、異能を持つがゆえにひとりぼっちだった。 ある日「冷徹な暴君」と噂される辺境の当主・暉賢(あきまさ)と契約結婚することに。そして彼には、一人…

二十歳の萌黄は、結婚初夜に夫と妹の不貞を目の当たりにする。 初夜を逃げた萌黄は、メイドとして使われ虐げられる日々。 倒れた彼女を救ったのは、夫の弟・海斗だった。 海斗は萌黄を…

　他人の穢れを肩代わりする術『形代』の才を持つ鞠子は、神職を統括する神祇伯の妻だったが、大勢いる妾の一人にすぎず今では完全に無視されている。ある日、珍しく夫から連絡があったと思っ…

死者の魂は蛹になり、羽化して蝶となれば来世へ飛び立つ。 蛹石（さなぎいし）と呼ばれるその石を次の生へと導く存在。それが、羽化師と呼ばれる人々だ。 やんごとなき娘は御簾の奥で慎ま…

本編はこちら→ https://kakuyomu.jp/works/16818792438692427104 紅華帝国。 祖国を失った王子・紫苑玲は、静かな日々の裏で滅びの真実…