「時代・伝承」を含む小説

三鏡 天比古（みかがみ あまひこ）が出遭う、怪事件集。 本篇の主人公は、薬種問屋の奉公人、睦月 結之丞（むつき ゆいのじょう）です。 ※微グロ、下ネタ注意。 ※造語、独自解釈あ…

「河童は、本当にいる。」 そう信じて疑わなかった少年たちが、溜め池で見たものは――人の形をした“何か”だった。 看板に描かれた目と、あの日の友達の目が重なるとき、物語は静かに狂…

「葛西七騎」の狐崎城（岩手県）、「福島原発20㎞圏内」の天神山城（福島県）など… 東日本大震災に伴う津波や原発事故によって、大きな影響を受けた城跡の今と昔。ご当地の風景から、その…

脱サラ留学して平穏無事な日々を送っていた小野秋人は、美しき捜査官マリーと謎の少年ウロに出会う。永遠の記憶を巡る”ナイツ“の物語開幕。

三国志からアニメの歴史 中国の料理にまつわる歴史 日本の歴史 ほかの海外の歴史に迫る ミステリーツアーへようそこようそこ。

——伊予の国では首のない馬が山を走るのだそうです。 旅馬喰の小椋が羽代藩家老・田崎に勧めた馬は、深淵の龍が雌馬と契って生まれたのだという。人の手に馴染もうとしないその馬は、神に仕…

　異世界でメイズと共に生きることを決めた奏澄。 　仲間と再会するための船旅を始めるが、仲間はセントラルに捕らえられていた。 　解放条件は「悪魔の首を取ってくること」。 　神話の…

昨年noteで公開していた作品です。 思うところがあり「下書き」に戻していたのですが、勿体ないので、カクヨムにお引越しさせました。

現在、NOVELDAYSにて 現代SFミステリー：偶然を装う必然か【霊ろ刻物語（上）継承の章】で公開中のためカクヨムはお休みしています。 https://novel.daysn…

いまはむかし──。 南朝の残党が跋扈する室町の世、はるか東の方、武蔵国中野郷に中野長者と呼ばれた男がいた。

かつての想い人からの依頼。戦地に赴く彼に代わって、相棒のドッグタグを故郷の教会へ運ぶ役目。その帰り道、私は花咲く道で、うずくまる人にろうそくを手渡す。赤い花が脈打っていた、燃えて…

昔々、素羽鷹沼のほとりでは、素羽鷹（そばたか）の国が五つの隣国と仲良く暮らしていました。 ところが或る日のこと、その昔、都の天子様にそむいて兵を挙げた謀反人として、この地で討ち…

時は鎌倉。紀伊の国の奥地には物の怪が棲むという噂があった。 探し回っても辿り着くことはできず、もし辿り着いたとしても、一夜のもてなしを受けて寝て起きれば、人はおろか里そのものが消…

時は天正。戦国時代も半ばを過ぎ、織田信長が本能寺にて命を落としたあたりという所。 駿河の国は吉原の宿にて笛を吹いていた童子は、猫に攫われ連れ去られた先の旅籠にて、ひとりの隻眼の巫…