「昭和もの 怪奇」を含む小説

昭和初期、神保町で働く青年・西宮龍之介は不思議な古書店に出会う。 その店の名は「怪奇庫」。店主は誰に対してもぞんざいな口を利く不思議な青年である。 その店で古書を買ったことから、…

「トリを飾りますは、科学の申し子ブリキ之介の滑稽芸！　見事！　ロボットがお芝居を致します！」

​　昭和初期の浅草。見世物小屋の片隅に、妖しく光る「螺鈿迷宮館」があった。壁一面が鏡と螺鈿で覆われたその館で、主が死体で発見される。 　死体は鏡に張り付き、背中には螺鈿の杭が突き…

幽霊が見えるだけで他に取り柄のない少女《黒崎美玲》と化け猫《ミッケ》は、家出の途中で怪奇クラブ部長《綾小路薫》と遭遇。 朝まで一緒に過ごすという約束である場所へ向かった。それはあ…

昭和四五年の東京で、ひっそりと起きる二つの事件。 十年前に探偵をしていた作家の嵐橘和人(あらしきつかずひと)と幼馴染みは渦中に巻き込まれてしまう。 そして、十年前の因縁の男との再…

帝都・東京。時は昭和。名士たちが集う“秘密倶楽部”にて、幻想と理性が交差する。 物語は御曹司の失踪から始まる。 政治、軍、学問、宗教──あらゆる勢力が交錯する帝都の地下で、 魔…

フリーライターの取材に応じた、とある成功者の未亡人。 彼女が亡き夫と共に体験した、世にも悍ましい体験とは？

　たまたま入った喫茶店で、うっかり高価な壺を割ってしまった 普通の女子高生・真田一花(さなだ いちか)。「壺の弁償代として働け」 と言われ、なし崩しにバイトをすることになったの…

遠い昔のある怪奇体験によって長年、胸にしまい込んでいた父の苦悩と家族への懺悔とは…。 東京下町の高校では、先の戦争時に激しい空襲を逃れるための防空壕として、人の生き死にを包み込…

「すまないが、原稿は渡せない。何しろ、急に書けなくなったものでね」 昭和初期・或る街の片隅にて。 担当することになった憧れの作家、朱鷺川読路（ときがわよみじ）の家を訪れた新人編…

都会の喧騒から隔絶された薄暗い路地裏。 そこにそびえる昭和中期に建てられた５階建ての雑居ビルに『亜香里探査事務所』はある。 所長の鈴代亜香里の元には原因不明の怪奇現象に悩まされる…

遺品整理の仕事をしている若き女性・灯（あかり）。彼女は幼い頃から、亡くなった人の「未練」を感じ取る能力を持っていた。 ある日、「夜灯遺品整理」に入社した彼女が最初に任された現場…

敗戦後の東京、謎の米兵と女性に出会った瞬間、男の運命が変わる。戦火を生き延びた男は、謎の組織『神聖同盟』に招かれ怪異と戦うことに。彼が見た“眼”の正体とは？ 次から次へと現れる怪…

田舎出身の高野はこれまた田舎にある工場に勤めていた。そこで出会った美しい女性静江と恋に落ちる。

異形『怪』道中（いぎょう『かい』どうちゅう） https://kakuyomu.jp/works/1177354055088226366 上記物語の続編になります。 ※昭和初…

知ろうとした己を呪いたくなるような結末が用意されていることなんて、ザラにある。

実話です。 私が交通事故で救急搬送された病院の個室で恐怖を体験しました。 事故後、目覚めたその日の夜から異変が起こりました。毎晩出るんです。アレが・・・ 他の個室も大部屋も全て満…

怪奇現象はないし、怖い事も起こってないんだけど、謎すぎて怖い。 そういうボンヤリしたタイプのお話です。 ホラーのつもりで書きましたが、読み方次第ではホラーじゃないかも。 両親…

「京師（けいし）」とは、皇帝の住む都の意。帝都の裏側に伝わる、人と妖魔の物語。 架空の「京都」、架空の「昭和」。かつて一千年以上も日本有数の「霊都」として栄えた街を舞台に起きる…

あらすじ 　主人公の春香(はるか)は中学三年生。蝉がけたたましく鳴き叫ぶ真夏の蒸し暑い日に、宿題で歴史探求のレポートを書くため、グループになった三人の同級生と共に海猫亭へと訪れる…