「旅の記録」を含む小説

とある世界の片隅でカラダを売って糊口を凌いでいる冴子は自らを『ヒモ』で『人間モドキ』と称している。 この物語は『人間モドキ』の冴子が愛に触れ、人へと成長してゆく旅の記録である。

「動かないで。……サイズが変わってしまう」 美しい仕立て屋ラズリは、今日も愛する少女リラの身体を採寸する。 生まれつき魔力に耐性がなく、生きているだけで身体が消えてしまう虚弱…

一人のニンゲンと、一匹のカミの旅の記録。 連作短編の第1話です。 長く書き続けていきたい。 書きあがったら、その都度、投稿していきます。

魔族に戯れでコボルトにされた忍者の俺は、元の体を取り戻すため、苦手な魔法を覚え、魔導士協会に所属し、仇である魔族の手掛かりを追う。途中、虐げられたハーフオーガの女に、飼い犬そっく…

蔵書狂にして蔵書卿、カナエ・シュレィデンの禁書庫は燃やされた。 ブチ切れたカナエは黒幕を(社会的に)炎上させるまで止まらない。 これは、禁書から得た膨大な量の禁術を使いこなす“…

私の旅の記録

とある山の中、少年シュンは朝に外を出ると近くで倒れている少女に気が付き、起こすと朝風カヤと名乗った。 少年はシュンと名乗り、カヤが何者かと尋ねると、ニホンというこの世界とは違う場…

やさしさと、運命をめぐる旅の記録 目を覚ましたのは、見知らぬ森の中。 少女は、風のように自由な少年と、その仲間たちと出会う。 名前を名乗ること。 誰かと笑い合うこと。 言葉に…

人の域を超えた力。 その力は、後世に語り継がれる数々の逸話を生んだ。 ある男は手を上げただけで海を割り、 別の男はわずかな食べ物で五千人の腹を満たした。 ある少女は神の声を聞き…

世界には、いつの間にか姿を消してしまったものがある。 かつて栄えた民の記憶。 誰も思い出せない古い文化。 仕組みだけが残った失われた技術。 語り継ぐ者のいない伝承。 旅する観測…

過去にトラウマがある神手 尚一はとある病院に勤務している。しかし、そこには探し続けたもののみが辿り着くという怪しい噂があった。記憶を消すという恐ろしい治療があると。これは人が生き…

　未来の勇者が一日の終わりに日記を書くようです。三日坊主にならないように頑張るとのこと。一話一話の文章量も少なめ（実質500〜1000文字くらい）。 　本人に事情があるときは誰か…

僕は道に迷っていた。「人生の」とか、そういう枕詞はつかない。比喩ではなく、本当に文字通り道に迷っていた。 雪山で遭難した僕が眠りから覚めると、冗談のようなとんがり帽子をかぶった…

ある日の晩、平和な村が炎に包まれた。 村長の娘であるミレーナはその混乱の中で驚愕の事実を知り、運命の転機を迎えることになった。 そして、それは彼女の長い旅の始まりでもあった… だ…

世界が灰色になってから、旅人ルナは当てもなく街へ街へ歩いている。 空をきれいにしたい理由は覚えていない。 それでも足だけは前に進む。 壊れた街々の、小さな希望と静かな終わりをめ…

スキルが全てのこの世界で、僕が授かったのは【全自動】という謎のスキルだった。 何の効果もない外れスキルだと馬鹿にされ、役立たずとして故郷の村から追放されてしまう。 途方に暮れた…

旅について思うこと、あるいは行った時の思い出をつらつらと書いていこうと思います。 特定を避けるため、時系列がくるってたり、具体的な日時や場所はぼかしてありますが、あしからず。

20歳の誕生日。ひょんなことから隣に住んでいる"先輩"に出逢い、余命として宣告された残りの3日の時間を共に過ごしてほしい告げられる。 別れが確定した"最後の3日"で、2人の不思議…

「……またか。」 いったい何度目の転生だろう。少女は転生者。それももう数十回目になる。 理由はひとつ。 少女は女神に気に入られてしまったから。何度も色んな世界に転生させられては女…

最速の詠唱魔法は五・七・五！――俳句が世界を詠み替える！ 詠唱最速の吟遊詩人、異界の細道へ 　50歳でアーリーリタイアした独り身の元システム部長・詠人（よみと）。隠居の集大成で…