「散骨」を含む小説

母が死んだ。人魚を自称する母が。 母の唯一の遺言は、死んだらその灰を海に撒くことだった。

※集英社オレンジ文庫第230回短編小説新人賞で選外だったもので、とある田舎が舞台の、よくある幼馴染モノです。ちょびっとだけ改稿しました。 　普段は違うタイプの文章ばっかり書いて…

「──事故や人死になど、なんらかの心理的瑕疵のある物件は、物件説明の義務が生じます。それがどんなに伝えずらい内容であっても、必ず告知事項として重要事項説明書に記載しなければなりま…

さん-こつ【散骨】 遺骨を埋葬せず、こまかく砕いて海・野山などにまくこと。また、その葬礼。 愛する人との別れを描いた百合小説です。

【第１回カクヨム短歌・俳句コンテスト、短歌の部、一首部門】の応募作品です。 私自身が日々の生活の中で思いついた短歌をつらつらと書かせて頂いております。 （様々なジャンル・テー…

売れない小説家である松永は、親友である佐久間教授の見舞いに訪れたところで、一人のナースに出会い、三十歳近くの年の差恋愛をした。彼女がいずれいなくなるのだが、その時に彼女が託したも…

その物書きは、

第13回創元SF短編賞最終候補に残った作品です。 選評はこちら http://www.webmysteries.jp/archives/29086145.html

私、柑橘は食べられないけど、こうして文章にして、柑橘の果汁に溺れて酔うことはできるの。

　２０２０年１月に前回のカクヨムコン５へ参加を画策、しかし文字数が足らずに人知れず撤退した過去があります。そこから再スタートし、一回りも二回りも大きくなって、６０万字超の処女作と…

第一回イトリ川短編小説賞に参加した下記小説「都市に散骨する」についてのいろいろ。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054918182559

フィクションです。違法行為が含まれますが推奨するものではありません。 ところでそれはそれとして、人間には感情があります。

散骨屋になった“私”の周りには救えない人間ばかりが集まる。 勿論、“私”自身も救えない側の人間であり、ろくでもない仕事を当たり前の様にやっていく。 これは救えない人間たちによ…

新型の爆弾が落ちて都市がひとつ吹き飛んだ。 大事な人を失った「僕」は時間の停まった街に迷い込み、少女メル・アイヴィーと出会った。