「戦前 昭和」を含む小説

「えっ、私の新婚時代の住宅事情を聞きたいですって。昭和３０年頃、もう半世紀以上前のことよ」 その社宅は、武蔵野市西窪に戦前に建てられた日本家屋だった。 同じ屋根の下に三組の新婚家…

1937年の南京攻略戦に関するあれこれ。

昭和初期を舞台に古い因習に縛られた特殊な村で起こる連続殺人事件。 魚波（おなみ）の生まれた山奥の村は、昔から独自な戒律を守り、よそ者を嫌う。 それは村人のなかに一人だけ不老不死の…

4000PV御礼。 吉屋信子作品を蒐集して調べて、時々あちこちに書き散らし、大学院に入り直して書きためたものとかも。 基本的には「学術論文体をぶっちゃけた文体に変えた」ブログから…

昭和７年。令嬢多喜子は不良少女団のボス、映画館の切符売りのハナと出会う。 境遇の違う少女二人は次第に仲良くなっていく。 そのうち、建築家になりたい多喜子、洋裁師になりたいハナ。 …

　戦前、戦中、戦後、同じ年号の中でこれだけ歌に変化が出る所が、まさに昭和歌謡の特徴ではないでしょうか。 　"昭和歌謡"と聞くと古臭いとか地味とか思う方が多いと思います…、いや多い…

戦前の日本。十歳で、地元の名家で幼い子供の世話をする「ねえや」として雇われた主人公の少女。その家で体験した不思議でちょっと怖い体験を語る、夜話。 ところどころ西日本のある地域の方…

昭和初期、過去に暗い傷を持つ孤独な探偵が毒舌の助手と共に依頼された謎に挑みます。

1940年長崎で一つの恋が人知れず始まり、誰にも知られないまま終わった。彼女の霊前で前に進むことを誓った少年はその後・・・ CAST 菊地真太郎 大正１４年（１９２５年）３…

大正・昭和戦前戦中の話を書くのに使った、主に紙の資料のご紹介です。皆様の創作の参考になれば。ニッチ過ぎてならないかもしれませんが、いずれもネットで中古本・古本として買えます。 歴…

戦前昭和の帝都・東京を舞台に起こる怪異の数々と、それにまつわる人々の、「百に届くにはどこか足りない」物語。 帝都つくもがたり（https://kakuyomu.jp/works/…

　物語の舞台は昭和九年の日本。 　京都の旧制第三高等学校の学生蕗屋清一郎は、伯母から呼び出されて、関東山地のただ中にある葛瀬村へと向かった。しかしなぜか伯母たちは彼を呼び寄せた事…

「じゃ、あんたは莉莉（リリ）ね」 女中をしていた蘇州の家を飛び出し、華の都・上海を訪れた十五歳の莉華（リーホア）。 中英混血の美女、蓉姐（ロンジエ）と知り合い、彼女の公寓（アパ…

興梠探偵社へようこそ！孤独な探偵と毒舌の助手の物語 。戦前の港町、神戸は探偵小説の街。過去を引きずる探偵と毒舌の中学生（美少年）が謎に挑みます。探偵は帝大で美学を収めた絵画好き。…

　昭和二十年。終戦直後の日本、大阪。 　大阪大空襲の焼け跡も生々しいその場所に、一人の漫画家が立っていた。 　酒井七馬。 　戦前の大阪漫画界で活躍していたその男は、敗戦のショック…