戦前・戦中の文学、演劇、世相に関する資料
南 伽耶子
第1話 関東大震災関連
大正三年に湘南のミカン農家に生まれた元軍人の作家・碧生蒼太郎と仲間たちの物語「My lady greensleeves」ですが、大正から最終的に昭和44年7月21日の、四ツ谷の平凡なキッチンに至るまで。50年以上の年月を書き綴ることになりました。
その中には学校の授業で習う史実もあれば、触れない事実、名前だけで内容は掘り下げない(時間がない)出来事も多いもの。
そして一つの大きな歴史的事象に至る流れを、できるだけ根本史料を使って、しかも多面的に見る必要がありました。
戦勝国では著作権保護期間の50年+戦時加算10年過ぎ、次々と資料が公開されてきましたし、それにあたることも重要でした。
というわけで、参考になるか不明ですが、使った資料の一部をご紹介いたします。
関東大震災について
『神奈川県史』
…神奈川県発行。最大のブレーンで主人公のモデルの一人・義父が神奈川県職員だったため、全巻(38冊セット ・通史編7冊・資料編23冊・各論編5冊・別編3冊)揃っていてそれを使用。
『写真と地図と記録で見る 関東大震災誌〈神奈川編〉』
…内務省社会局発行。内務省の資料と写真集の二巻セット。神奈川全地域の被災状況、被災写真を網羅。
(追加)
『横浜の関東大震災』
…今井清一著。有隣堂。神奈川全般から特に横浜の被害が克明かつ豊富な資料で紹介書かれている。また品川に通じるルート、海のルートを通しての東京都のやり取りや、流言飛語の発生と展開などが詳しく、まずは読むべき資料。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます