「幼なじみ幼なじみ 短編」を含む小説

幼なじみの池見文乃と付き合っている高校一年生の竹下礼は、幼なじみたちに背中を押され文乃をクリスマスデートに誘うことにする。一方の文乃は、礼との関係に一歩踏み出しそうとしていて——…

三穂 由貴子（みほ ゆきこ） 高校2年生。山あいの小さな町・結田生まれの結田育ち。地元が嫌いで、大学に進学してこの町を出る日を待ち望んでいる。古くてダサい名前も気に入っていない。…

短編です。

　私は星南と恋人になった。 　仲良し４人組。ずっと、永遠に友達だと思っていた――けれど、１か月前からはもう、恋人なのだ。 「えへへ」 　でも教室での星南の甘え具合にはちょっと…

妹はいつも「お姉様ばかりずるいわ！」と言って私の物を奪っていく。 誕生日プレゼントも、生誕祭のプレゼントも、お祖父様が外国に行ったときのお土産も、学園で首席合格しときに貰った万…

「君だけをずっと想っているよ」 　幼いあの日、あなたはたしかにそう言ってくれた。 　そして、優しく愛を紡いでくれたその唇から今、私を拒絶する冷ややかな言葉が浴びせられる。 「…

君のことを苦しめるもの、悩ませるものは全部私がなんとかしてあげる。だからね、もう、苦しまなくてもいいんだよ。

三年前、二人の幼馴染は別れ離れになった。それから三年後、二人は再会の時を迎えようとしてきた。だが少年のもとにかかってきた電話、あまりにも受け入れ難い現実であった。

snsに投稿した短編小説をまとめています。 140字の前編、後編になってます。 恋愛の一場面、幼なじみものが多め。 よかったらどうぞ。

「愛人とその家族を養いたい。婿養子の義務で遺伝子だけは提供してやる」 　悪びれもせずにそう言った婚約者を、私はひっぱたいていた。 　金髪碧眼・眉目秀麗・成績優秀・魔術師としての…

どうせなら、笑ってサヨナラしよう。 それでも残ってしまう感情は、無理して捨てなくていいんだって――あの日、初めて気づいたんだ。

とある国の幼い姫。彼女は一緒に育ったセリアラを実の姉のように慕っていた。セリアラも姫様を実の妹のように大切にしていた――お転婆な姫に振り回されることの方が多かったが。

『ツインクロス』シリーズの番外編・パラレル・短編集。本編で語られなかったエピソードや、続編、没になったネタなど…何でも書きたい放題置いています。

幼なじみの紅美と真青はすぐ、些細なことで喧嘩になる。 一緒にいる時間が長すぎて、素直になれない。 大学進学のために上京する紅美は、真青に想いを告げようと決める。 “幽霊が出る”と…

主人公は幼なじみの男子と犬の散歩をしていた。休憩した途端、彼は真剣な顔で話し始める。その内容は愛の告白だったが……。

幼馴染どうしの高校生の恋。 でもそれはふつーの恋なんかじゃない。 私と彼氏は幼馴染。 言わないとだけどどうしても言えない事が私にはあった。 そう、自傷行為をしている。 「こん…

夏休みのタイムスリップに不二夏夫は、自分の家の歴史と酒米の重要な役割を時神から仰せつかる。託宣は無言で告げられ、暦人自身が解釈する。祖父の助けを借りて、時を操り、両親と同い年の青…

毎日のどこかには〝嫌い〟が転がっている――。気まぐれで好き嫌いのはっきりとしている栞と、いつも気だるげな匠。そんな幼馴染のふたりは猫のようにふらりと動く。 　誰かの〝しあわせ〟…

誰に属するわけでもなく、ただゆらりと生きていく。それが近衛宗也の生き方で信条だった。 そんな近衛に、金本百合は勉強を教えて欲しいと言った。 物心つく前からの、遠くて近い幼なじみ…