「幻想世界」を含む小説

綺譚―― 面白い話、奇妙な話。 綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは他の何よりもそれが大好きだ。 戦後―― 人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分…

破滅の人魚は群魚と戯れる。 「ーーーさあ、前哨戦といきましょうか」 スライムの魔王は人類をなぶる。 「ああ、爽快ぞ」 歴女な建築家は怨みを叫ぶ。 「あのインドア錬金術師どもいつか…

きんつばが大好物の女子中学生が〈銀鍔郷〉という幻想世界に迷い込んで、歴史上や伝説上の人物たちときんつば絡みの不思議な体験をするお話。 「幻想と怪奇」第2回ショートショート・コンテ…

俺は知らない場所で目を覚ました。 混乱する記憶。 初対面なのに俺をよく知っている不思議な家主と、悪魔猫な同居人二名。 俺は無事に現世に還ることができるのだろうか。

　その世界には争いがなかった。悪意も差別も貧困も、人々を苦しめるあらゆるものがその世界には存在しなかった。同時にその世界には変化がなかった。変わろうとする意志もきっかけも目的も存…

過去の出来事に囚われながら幻想に区切りを付けて新たな学園生活を送る少年と過去の栄光にすがり幻想に囚われた少女の異世界、やがて二つは交わり大きな学校大戦へと発展する

本作品は「小説家になろう」にも宙色紅葉という名前で投稿しています。 毎週木曜日に予約投稿されます。 全話の予約投稿が確定した時点で近況ノートに細かいスケジュールを貼りますので、…

ここは幻想世界ーーガルズバル帝国の奴隷として、辺境の砂漠地帯にあるカジノでバニーガールとして働くニハル。彼女には、願いがあった。 それは、帝国の支配を脱し、自分だけの領地を手に…

　ある日。世界的に大人気だったゲーム『幻想世界オフサルティ』のサービスが終了した。 　最後のプレイヤーがゲームをやめた瞬間、幻想世界オフサルティは新たな世界となり、ゲームの主人…

ある日、玉響久遠(たまゆらくおん)は好奇心から古い神社を訪れた後、トラックに撥ねられ死んでしまう。 鳥居の先に見えるは美しき幻想世界。 なぜこの世界に来たのだろうか？ そして………

異種族や魔物が存在する幻想世界セレステラ。人々は、「魔導結晶(クリスタル)」と呼ばれる特殊な鉱石を利用することで生活を豊かにし、巨大な帝国や王国を築き上げる程に繁栄していた。 か…

強力な魔物が蔓延り、跋扈する『禁忌の森』 そんな危険地帯にバカなことを考えて死んだ主人公は気づいたら吸血鬼になっていた。 それも始まりの、始祖の吸血鬼でしかも女の子に。 これは…

　科学があまり発達していない中、魔法が使える者が住む場所を「幻想世界」、使えない者が住んでいる場所を「非世界」と定義づけられた社会。この二つの世界の格差は酷く広がっていた。 　非…

この廃病院はなんだか不思議な廃病院だった。 入れば、すぐにものすごく長いトンネルがあって、それは極楽浄土に接続している。 この廃病院は、ただの廃病院ではないようだ。神聖なものなの…

2024年5月19日（日）文学フリマ東京38（＠東京流通センター）で頒布予定のアンソロジー第二弾『飛ぶ子ども』（ドロップス書房）所収予定の短編です。 大人のための仄暗い幻想童話…

「天使にだって、安らげる日がほしいよな」 誰もが聞いたことのある、いつか夢見たあの空を目の当たりにしそうな名台詞ですが、安らげる日がほしいのはもちろん天使だけではありません。我…

　僕は何故か、周囲の環境に慣れていく―――。 　それが、個が壊れていくことだと知った。 　それだけで、社会的に安定が取り戻せるならばそれで安心出来るだろうかと思えた。 　しかしそ…

二人の世界が色づく影と光