「平安時代 酒呑童子」を含む小説

■鬼の跋扈する世。無縁に平和な村を滅ぼしたのは、鬼退治の武士だった。生き残った少年は仇討ちを誓い、やがて鬼退治の武士となる。 ◇　◆　◇ 　松尾は、父や仲間と共に海辺の村へ暮…

　御世は一条。生まれつき白い髪を持ち、その姿から白絹姫（しらぎぬひめ）と呼ばれている橘晶子（たちばなのしょうこ）。しかし、日々「あやかし」や「化けもの」の噂が付いてまわっていた。…

　あの世とこの世の狭間にある異界、怨霊街《おんりょうがい》。 　妖怪退治を生業とする人間や、妖怪達の間で噂されている、嘘か真か、京都の一条戻り橋から行く事ができるという、逢魔時に…

源頼光と四天王による酒呑童子退治以来、鬼の一族はただ人の世から隠れて暮らしてきた。 それから、千年。時は現代。 高校一年生の渡辺碧（わたなべあお）はある時、禁足地となっている山…

　万寿二年(西暦1025年) 平安京。 　 　斜陽の季節を迎えた都を脅かす大江山の鬼。その首魁は冥府より黄泉帰った悪鬼 酒呑童子だった。 　百鬼夜行が跋扈する魔都で時代を超えて…

平安中期、京の都を脅かす鬼の眷属と呼ばれていたものどもが存在し、何か事件が起こるたびに人々を震え上がらせていた。朝廷は、大江山に住む彼らの存在を脅威に感じ、源頼光らに酒呑童子の退…

※年齢操作してます。時代考証なし、創作として楽しめる人だけどうぞ。 京の都では毎日のように稚児や姫君が神隠しに遭う。安倍晴明によるとその元凶は大江山にあると言う。源頼光は武士ど…

朱天（酒呑）童子、茨木童子、星熊童子、熊童子、虎熊童子、金童子。 やがて鬼と呼ばれる彼らの、若き日のちいさな反乱。 まったく先の構想もなく、その場のノリで書きつづる、なんちゃって…

平安時代。大江山の酒呑童子が討伐されてからも、人々は悪夢から醒めないでいた……。

源頼光と四天王が、酒呑童子を退治した後のお話です。 　 　あるいは昔話、平安時代の謡曲『羅生門』の後の話でもあります。 　ここでいう羅生門とは、平安京の羅生門です。　 　金時…

　浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。 　人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。 　それは、真紀が前…

『今昔物語集』巻第二十五「源頼信の朝臣の男頼義馬盗人を射殺す語第十二」「藤原親孝盗人の為に質に捕へられ頼信の言に依りて免す語第十一」ほぼほぼそのままのお話です。 本作の主人公は…