「川端康成」を含む小説

虚無空間という球体から脱し得なかった、脱しようともしなかった川端康成に三島由紀夫は苛立ちを隠せなかった。 だが、三島由紀夫自身も同じ球体から脱する事は出来得なかった。 近代以降…

まず言いたい。川端康成さんごめんなさい。 興味出てポチッた諸君ら有難う。 伊豆の踊り子読んでてふと思ったんだ。 伊豆の踊り子と伊豆のおちんこって語感同じじゃね？って。 あらす…

◆オーバーラップノベルス様より書籍化されています。 愛人、富栄と入水自殺を遂げた太宰治は、気がつくと見知らぬ川のほとりに立っていた。 ここは地獄に違いない、きっと自分は閻魔に裁…

川端康成。1968年に初めて日本にノーベル文学賞を齎した、今もなお世界中から高く評価される日本が誇る文筆家。そんな文豪の名前を冠した文学賞では一体どのような作品が受賞しているのか…

　一人の孤独で、孤児根性をもった、寡黙で人の目を食い入るように見るのが癖であった、奇怪な性癖を持った少年が、このように絢爛で多くの人に愛され、あるいは嫌われ、いわゆる波乱に富んだ…

あたしは黒猫。 骨董屋さんのお家に住んでいるの。 飼い主である店主の柳都が大好き。 でも、彼はそんなあたしの心を知らない。 全6,000文字以下の短編小説なのでお気楽にどうぞ。 …

はるをかくす の続編。葵はいづみと男女の関係にならなかった 内見のお礼でいづみから湖畔のホテルの宿泊券をもらう この2人の会話をまともに読んではいけない 続編が書けるお題があれば…

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」。川端康成の『雪国』の冒頭ですね。 今回の主人公も列車で旅をして数々のトンネルを通ります。その先の景色は如何に。 ※小説家になろうにも…

どこまでも自分に自信のない「ヨウちゃん」。 そのその自己肯定感の低さは一人暮らしを始めても、恋人ができても変わらなくて……。 第2回川端康成青春文学賞落選作

「アルファポリス『第15回『絵本・児童書大賞』」エントリー作品です。 昔、どうにもやり切れないことがあった時に、 その時に生えた、自分の辛く悲しい気持ちという木に成った実を、片…

川端康成がいかにすばらしいか、彼の小説がいかに尊いか。ただ僕はレイちゃんに、それだけを述べていただけだ。話は妙な方向に展開して……。

川端康成の谷川岳

純文学というものが何なのか、いまだによくわかりません。そこで尊敬する川端康成、吉田健一、倉橋由美子の構成要素を抜き出して分離して上澄みを集めると、「芸術至上主義」と「ペダンチズム…

「川端康成と「少年」、清野少年の虚像と川端の実像について」（カクヨム）という論考を書いてから三年経った。当時は「少年」を図書館の閉架から読むしかなかった。川端康成の全てを表現して…

以前書いた作品のリライトです。川端康成『掌の小説』の中の一編「心中」をベースに、「ファンタジー要素のない小川未明童話」、または「和製O.ヘンリー」をイメージして書きました。

先日、自分の住んでいる所にしては珍しく、雪が積もりました。 せっかくなので、Twitterにあげてみよう。そう思い、写真にとって、一言文章を添えてツイート。 しかし、それをほぼ…

雑誌の編集長・馬海松（まかいしょう）は原稿の受け取りに川端康成を訪問します。そして川端の贔屓の朝鮮の舞踊家崔承喜（さいしょうき）の話で盛り上がるのでした。