「室町時代」を含む小説

安房国白浜に生を受けた絶世の美少女玉梓。 幼馴染の藤次郎との縁談が整いつつある日。 領主神余光弘の家臣、金碗八郎の目に留まる。 その美貌に心を奪われた八郎は我が物にする為、 極悪…

城主より幼い姫君の警護を任された若き忍び。屋敷を抜け出した姫が危険にさらされたとき、彼は――？ KAC20252「あこがれ」で執筆しました。KAC20251作品と連作ですが、単独…

望まぬ輿入れののち、「憑き物の間」に追いやられた姫君は――。 【性暴力があったことを暗示する表現がございます。ご注意ください】 KAC20253「妖精」を力技で無理やり室町時…

上巳の節句：現代の「ひなまつり」の元となった祭祀。室町時代には人形を川に流す禊の儀式が行われたという。 KAC2025、１つめのお題「ひなまつり」で執筆した作品です。KAC202…

室町時代末期。 ユザキ城という城の城主である湯咲殿の一人娘である姫は小さな頃に父親の持っていた兵法書を読むのが好きだった。様々な兵法書を読み進めていくうちに軍師になりたいと考える…

天下に王手をかけた織田信長を殺した男――。 戦国時代中期の美濃に生まれた青年は、梟雄・斎藤道三や剣豪将軍・足利義輝などとの出会いを経て、ついに織田家の柱石を担う。しかし、信長と共…

戦国時代の黎明期――歴史から忘れられた武門の名家・滝野氏は、伊勢盛時（のちの北条早雲）のもとで、一族の再興を目指す。 ※この作品を人工知能（AI）の学習に利用することを、禁止いた…

伊勢新九郎長氏、長らく北条早雲と信じられて、大器晩成で下克上の走りと言われていた。 伊勢新九郎盛時、最新の定説で北条早雲だと言われている。室町幕府の政所執事を務めた伊勢氏を出自と…

室町時代のはじめ、常陸国の西念寺に、たよりという女子が暮らしていた。 西念寺に身を寄せる安仁は、今日もたよりたち村の者に『平家物語』を聞かせる――。

信濃国筑摩郡あたらしの郷にものぐさ太郎という超がつくほどの怠け者の青年がいた。太郎はある日餅を落としてしまった。餅を取るのも面倒くさいので、誰かに取ってもらおうと道の前を誰かが通…

　中世の日本とよく似た世界の物語。 　麻岐国の守護代・新柄家に仕える五百瀬藤吾は、新柄家の嫡男・新三郎に虐げられていた。 ある日、新柄家に仕える国衆・沖沼が謀反を起こし、当主・尚…

鎌倉幕府第六代征夷大将軍宗尊親王によって完成したとされる「ひなまつり」。 それとは別に失われた行事、『比那蒔兎離』があったのだ！ しかしその後の室町時代第六代征夷大将軍足利義教に…

室町時代。源翁心昭によって祓われた九尾の狐が、現代に蘇った。 源翁心昭に敗れてから数百年。九尾の狐と人類の壮絶な戦いが始まる。 果たして、人類は大妖怪に勝てるのか。 源翁心昭編に…

物に神が宿るようになって幾星霜、2050年ではすっかり見慣れてしまった光景になった。 しかし、良神が入れば悪神も居るもの。 忘れられたり、粗雑に扱われたりした物に宿る神は、祟り神…

北の文学一次選考に残していただいた作品。地元に残った逸話と神楽を組み合わせ、舞台化の脚本を意識して作成しました。巫女浮舟は噴火を鎮められるか……山光院、そして亀九郎が隠していた秘…

　時は1409年。第3代関東公方足利満兼が死去し、新たな世代の寵児たちが躍動する！ 　関東公方や関東管領を中心に国人や豪族などの様々な人物が、混迷極まる関東地方にて繰り広げられる…

　Twitterでつぶやいた楠木話などを、テーマ毎に読みやすくまとめて雑記録として掲載。仮想、空想、迷想、妄想?! 何でもありで南北朝をつぶやいてます。合わせて「大河小説 南北…

ムカシ　ムカシノオ話ヨ 室町時代に作られた御伽草子の物語には、身一つからの立身出世や下剋上が描かれている。 太宰治が終戦の間際、防空壕の中で書いた「お伽草子」のテーマは「性格の悲…

※当作は連載中の「――奇獣流転譚――　その音を知る者へ」の中から第5.5章「沙南の医者が出奔するまで」を分離・独立させ、修正を加えたものです。「――奇獣流転譚――　その音を知る者…

室町時代末、ローマイエズス会の宣教師たちは、宗教改革に伴う信仰の拡大を求めてアジアに新天地を求めて、数多くの宣教師たちを送り込んでいた。 日本には、フランシスコ・ザビエル神父が鹿…