「女房 和風」を含む小説

月和国の東宮の“妃選び”にまつわる、怖くて少し不思議な短編連作ホラー ※タイトルは「あばたのひかり」と読みます。 ※和風異世界が舞台のフィクションです。日本の歴史は関係ありませ…

【2023年　賢いヒロインコンテスト中間選考突破作品】 所詮この世は盤上遊戯。 人は駒。 舞台は帝が治める陽ノ国（ひのくに）の宮中。 名は霞（かすみ）。 帝の第一妃、菖蒲（あ…

　祭りが近づく山奥の星降る町・石雪へ行商に出かけた神社育ちの登与は、実は天狗だという押しかけ女房と共に行方知れずになったと言い伝えられる刀鍛冶らしき男が現れては消える廃屋に滞在す…

後宮で、女房が化生に喰い殺された――。 都随一と名を轟かせる陰陽師・安倍春明は、そう師より不穏な噂を伝え聞かされる。 関白・藤原慶長からの要請もあり、事態の解決にのりだすことに…

　御世は一条。生まれつき白い髪を持ち、その姿から白絹姫（しらぎぬひめ）と呼ばれている橘晶子（たちばなのしょうこ）。しかし、日々「あやかし」や「化けもの」の噂が付いてまわっていた。…

真珠は白狐。医者である草世のやさしさに惹かれ、彼のお嫁さんになって恩返しをすると決めた。 真珠は押しかけ女房として草世と暮らすうちに、奇怪な事件を知る。草世の友人が悪しきものに取…

龍弧国は、帝が統治する大国だ。 都は華やぎ、貴族たちがしのぎを削る。そして、帝に取り入ろうと後宮へと娘を入内させていた。 主人公・真兎（まさと）の幼馴染の月草の君は、そんな政治…

時代は平安時代末期から鎌倉時代前期。貴族政治は大いに乱れて武士が台頭してゆく中で、近衛天皇の皇后次いで二条天皇の后となった『二代の后』太皇太后・藤原多子に仕えた悪役女房、小侍従が…

清少納言や紫式部が活躍した頃から少し後の世。 藤原道長が念願の摂政に就き、全盛期を迎えた頃が舞台。 主人公、受領国司の娘である月姫は地方でのんびりと落ち着いた日々を送っていたが…

　西の武家と東の公家。三年に及ぶ戦いの和睦の証として、両陣営は血縁を結ぶことを決める。 　白羽の矢が立ったのは武家最強の娘・雲雀。その武力で家督を継ぐ気だった行き遅れは、突然の東…