「フォークソング」を含む小説

待ち合わせは午後。 少し早めに到着して、スマホを弄っていればミカが自転車を転がしながら現れた。 明るい髪色が眩しい。焼けた肌の色と相まって、まるで太陽の子供だ。 （高校生の夏、図…

このエッセイでは、フォークソングに魅了される理由について語っています。特に70年代、80年代のフォークソングのシンプルさと歌詞が心に沁みる理由、風やガロ、ビリーバンバン、森田公一…

「風に、惚れた俺」は、フォークデュオ「風」の音楽に魅了された僕の体験を綴ったエッセイです。カラオケで毎回歌うほど愛してやまない「22才の別れ」と「あの唄はもう唄わないのですか」を…

このエッセイでは、カラオケをこよなく愛し、月に一度必ず訪れることを習慣にしている筆者が、カラオケとの出会いから現在に至るまでの愛情を語ります。ひとりで好きな歌を歌い、自分自身と向…

町に住むひかりちゃんは、過去のイジメと発達障害の影響で塞ぎ込んで生活していた。ある日、物置で父親の遺したギターとフォークソングのレコードを発見。それがきっかけで彼女の中の音楽への…

東京・神田にある小さな古本屋。 そこは有名な古書店街から大きく外れた裏通りにあり、閑古鳥がなき、昭和に流行ったフォークソング『神田川』だけが流れるという店だ。 ある日、突然店番さ…

難聴がすすむ一方で困っている洋子おばあちゃんは、ふんわりスカートに棲むアルパカ坊やから逆転の発想を提案されます

音楽大好き少年菊池は、ある日誰もいない屋上で歌う少女、宇田川と出会う。 照れ屋な彼女と菊池は、一緒にオリジナルの歌を作ることになり――。 二人が音楽と共に過ごした、数十日。そして…

フォークソングを練習中。聴こえてきたハーモニー。 その声の正体は？

上品さを意識して書きました。 近未来SF青春小説です。

　『僕』こと萩木とピアニストのみみ子は二十歳の新婚夫婦。孤島の屋敷でカテーテル婦人という富豪に音楽家として雇われ、養われている。 　ある日、カテーテル婦人は生演奏のギターによる…

1973年。 フォークソングブームが起き、学生運動が盛んだった時代を生きた若者たちの物語。

　「つまりですよ、先輩。五十嵐先輩。友達の一人もいない、寂しく侘しい五十嵐裕介先輩。あなたがそうでありながらこの日までやってきて来れたのは、ひとえに私の、篠原綾香の、世界一愛らし…