カラオケ愛〜心の拠り所は

白鷺(楓賢)

本編

僕にとってカラオケは、ただの趣味以上の存在です。月に一度は必ず時間を作り、お店に足を運ぶ。まるで大切な友人と会うかのように、カラオケという場所が僕の心の中に深く根付いています。


カラオケとの出会いは高校生の頃。あの時は、友人に半ば強引に連れて行かれたのがきっかけでした。その時から、僕はカラオケの虜になり、今に至るまで、その情熱は冷めることなく続いています。もう、10年…いや、もっと経つでしょうか。どれだけの時間が経っても、カラオケに対する愛情は増すばかりです。


最初は友人たちと一緒に楽しむことが多かったのですが、次第にひとりで行くことが増えていきました。ひとりでカラオケに行く時間は、僕にとって特別なひとときです。好きな歌を、好きなだけ、誰にも邪魔されずに歌い上げる。それが、僕の趣味であり、心のリフレッシュ方法でもあります。


昭和の歌謡曲やフォークソングは、僕の心に響くものが多く、特に気に入っています。でも、最近の曲も少しは歌ってみることもあります。大好きだと思う歌は、一通り試して、自分の心に合うものを見つける。その過程が、また楽しいのです。特に誰かに披露するつもりはなく、ただ自分だけのために歌う。それが、僕にとってのカラオケの楽しみ方です。


時には親しい友人と一緒に行くこともありますが、その頻度は少なくなりました。かつてはBARに行ってた時期もありましたが、お酒も飲まない僕にとって、やはりカラオケの個室で一人静かに歌う方が性に合っていると気付きました。


今では、カラオケは僕にとって切っても切れない存在です。カラオケボックスの中で過ごす時間は、まるで自分自身と向き合うための大切な時間のようです。心の拠り所として、これからもずっとカラオケを愛し続けることでしょう。

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カラオケ愛〜心の拠り所は 白鷺(楓賢) @bosanezaki92

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