「よだかの星」を含む小説

　超新星のごとく現れたアーティスト、緑海胡刻。その者を語るのは、妹である緑海葉穏。残された者から語られる「緑海胡刻」は、いったいどのようであったのか？ 　※一部分に、宮沢賢治…

　夜高明日佳は将来の夢も希望も持たず、のらりくらりと日々をやり過ごしていた。 　ある日ぐるぐると環状線を廻っていた彼女は、いつの間にかおかしな領域に迷い込んでしまう。異界を彷彿と…

夜に、「夢」とは何かを語りながら、胡蝶の夢が繰り返す話。KAC2025応募作品です。

　私、宮川夏美は「山猫」としてインターネット上で童話の朗読をしている。 　そんな私にもファンが居て、自分たちのアイドルだと言う人まで居る。 　しかし、本当の私は地味な、いわゆる「…

【よだかの星】 「私」と「先輩」の回想。 【橘後輩】 ・橘　宇宙（たちばな　そら）：奈良県の大学に通っている。博物館学芸員を目指している。 ・鷲羽真琴（わしゅう　まこと）：宇宙…

ＳＮＳのフォロワーであるヨダカという少年は、過去の神隠し事件で失踪した幼馴染だった。本当の名前を失ったヨダカは、思うがままに幽霊の写真を撮ることができると私に言う。もういない人を…

かわせみは、大切なめじろの命のために、延命の花を採りに行く。その道中でさまざまな動物たちと出会い、命のあり方について考える。最終的にかわせみが辿り着いた結論は。宮沢賢治『よだかの…

――数えて九十九羽、絶対に。 密猟者の俺は、被絶滅危惧種である〈白鷺〉を追い、ちっぽけな惑星に墜落する。 そこには薔薇園を世話する老女と、息子にそっくりな青年、そして鳥たちがい…

【KADOKAWA文芸編集部が選ぶレビューはどれだ！？】「カクヨム文芸部の本棚をつくろうキャンペーン・現代ドラマ部門」に籠り虚院蝉さんのレビューが採用され、拙作とともに「カクヨム…

星となったよだか。その輝きは地上を覆い、見下していた鳥たちを覆う。 「よだかの星」を読了しているとより楽しめると思います。

宮沢賢治による『よだかの星』を、約三ヶ月かけて英語に翻訳。 【あらすじ】 よだかは、美しい弟のカワセミや蜂すずめと違い、醜い容姿をしていたため、周りの鳥たちから嫌われていまし…

特別と思える書物に出逢った時、突然意識を失い、譫言で詠うようにその作品を朗読し続ける。 そうなった者が自然に目覚めることはない。それが聖譚病という病だ。 その病を治すことが出来る…