「てんとう虫」を含む小説

幾つもの謎と物語と謀略とが交錯しそうな、てんとう虫の語りべ

　多良奈央子は、廊下でてんとう虫を救っていた千崎靖人に恋をする。 奈央子とは違い、学年の人気者で、サッカー部に所属している靖人は、知れば知るほど遠い存在に思えてしまう。 　ある日…

とある東京の高校に通う17才の少女 -未希- は、うだつの上がらない毎日にうんざりしていた。 「こんな人生つまらないな＿＿＿＿」 成績に縛られる母に無関心な父。友達との浅…

　洋菓子店の裏庭に無造作に植えられたりんごの木。七年経ってようやく実をつけたのんびりのその木には、葉っぱのような緑の瞳と幹の茶色な髪を持つ、小さな精霊が宿っていました。 　一人…

さすがにもうこれ以上は書きません。

日々仕事に打ち込んでいる杏奈は、老人を自殺させてしまう。社会制度のせいで。 彼女はその後どうしたのか。 ［注意］ 仕事描写はある程度は調べた上ですが、9割が創作なので誤解なさら…

10代の頃から気まぐれに書きためていた、 詩を載せていきます。 思いつきを書き残していたり、小説の中で使おうとして書いておいたものだったり、 テーマも雑多です。 ストックがあ…

ぼくたちは偶然が重ならなければ、手に入らない幸運を集めていた。指先に止まったてんとう虫、七つ葉のクローバー、七の目のサイコロ、当たりばかりの自販機、大吉のおみくじ。

咲元 紅天は生まれながらの超能力の持ち主だった。 ―テレパシー。 人の心を読んだり周りに意思疎通をさせたりできる能力だった。 由諸正しき家柄の持ち主である栄西家の一族…

青虫はてんとう虫の壮大な夢物語にため息をついた

朱肉を持ったか！　判子はあるか！！ ばかもの！！　シャチハタで書類を押すつもりか新兵！！ お前のような腰抜けは訂正印を控えておけーー！！ ↓前回の投稿↓ 『推敲警察がお前を…

【カクヨム3周年記念選手権～編集部賞受賞作品】 ある朝目覚めた時に、別の女性が「妻」になっていた。 それは、夢の中での出来事のせい？