「しるし」を含む小説

献身的な愛を恋人・史朗に注ぐ女、彩花。史朗の笑顔を作るたび、心の中の台紙に金のシールを一枚貼る日々。 だが、そんな愛の重さから逃れるようにして、史朗は彩花を捨て故郷へ帰った。 欠…

最後の出勤日、親切な先輩が別れのしるしに花をくれた。アレンジメントフラワーの小さなバスケットだった。だが、それを部屋に置いて眠ったら不快な夢を見たようで……。◆ 「憧れ」は「あく…

無から炎を生み出す異能ゆえに人目を避けて暮らす娘ジャニは、王なき王国の第三王子ダルシャンの命を救う。彼女こそ所有者に玉座を約束する「炎神の験《アグニのしるし》」だと確信したダルシ…

稲本　陸の親友・三科　優斗の家には、座敷わらしが出る。 そのお陰で三科家には莫大な財産があり、男系血族全員が同じ敷地内に住み、働かないまま裕福に暮らしているという現実離れした話に…

アイコはキョウテン村で平和な毎日を過ごしていた——しかし、現実にひび割れが見え始める。 謎のしるし、忘れられたいせき、そして隠されたポータル。その先には、長い間封じられていた施設…

犬族の長で『犬剣(けんけん)』と呼ばれる宝治(ぽち)率いる映絵師集団『D-HANDS-FACTORY』 猫族の長で『猫友(ねことも)』と呼ばれる弾(たま)が率いる映絵師組合『猫手…

注)　なろうの方にも投稿しております。 　ヒトの世は無知蒙昧の連中で溢れていて神も仏もあったものではなかった。――いや、一応は神々や仏、精霊と呼ばれる方々はおわしまして、だがし…

飛び降り自殺現場をスマホデータで撮影した数太は、幽霊にもてあそばれる、、、、、、

喧嘩をするたび、仲直りのしるしを買って帰る僕の頭に響く、　――どうせ、コーヒー買って帰ってくるんでしょ？ 4000字弱の、氷がカランと溶けていく、あたたかい物語をお楽しみくださ…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品 幽霊の見えない美少年だったおっさんのホラーコメディ。 金縛りで身動きが取れないまま、毎晩現れる女の幽霊との逢瀬…

短歌・俳句コンテストがにぎやかで、かなり羨ましかったので、こそっと参加です。 二十句もひねり出すなんて、とてもじゃないけど無理ですから、せめて『別れしばり』をしておきました。鬱っ…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテストの「二十首連作部門」のために投稿した連作です。

　付き合う男が変わるたび、あたしの「かわいい」は簡単に形を変えた。そうすれば新しいあたしになれると信じていた。つまり新陳代謝。すべての恋は幻想だった。 　生きるためのしるしを求め…

居住可能な惑星のしるし＝TORIを求めて宇宙をさすらう。訪問先で、彼らを待つものは？　とりあえず、気楽にお楽しみください(^^

ささくれは親不孝のしるし、ささくれになると親不孝、ささくれや逆剥けのことを親不孝と呼ぶ。そんな言葉があるようだけれど、どんな言葉も、その言葉の真意とはその時の人間にしかわからない…

※復刻改訂版です ※縦組み表示を推奨しております。 カクヨム淡雪様企画「第１０回私の短歌を見て物語を綴って下さい」 お題２９『風が止んだ日』－「歓迎のしるし」 境内を 訪ねた…

人よりも周囲から気づきを得るのが得意な女学生、鹿倉由美絵《しかくらゆみえ》は、ある日インターンシップの帰りに駅前の雑踏の端に座り込んだ男、新部高典《にべたかのり》に気を留めた。 …

「ずいじふでとるしるしもの」 　つまりはまぁブログみたいなものです。 　どうしても何も書けない時の避難所というかなんていうか……そんなのです。ネガティブな話を読みたくない方は読ま…

風邪で会社を休んだ「僕」は、高校の頃の元カノの姿をテレビ越しに眺める。 あの頃にも風邪で学校を休んだことがあった。元カノとの記憶がよみがえってくる。 「小説家になろう」にも掲載…