「月 夜空」を含む小説

夢も希望もない凍てついた平野に佇む白い塔に、孤独な老人が住んでいました。

月が落ちてくることで、地球が滅びることが運命として決まっている世界。巨大な月が夜空に浮かぶ下で、二人は出会い、そこで月に対する思いを語る。 そんな世界の終わりの前にあった、ひと場…

遠い遠い日の約束を今も信じて待っているわたしは愚かなのかもしれない、でも。 星好きな「君」と交わしたただ一つの約束に縋って夜空を見上げ続ける彼女の独白です。 第11回月と星と夜…

12月の冬の空の下、いつもと同じ日だと思ったとある日の出来事。

姉と僕はいつも二人で語り合う。 星空の中で姉は星や神話を教えてくれる。その時間が僕の大好きで大切な時間なんだ。 12月の同題異話のためのお話です。 今のところ小説は同題異話のた…

　月影夜空は光花火のことが大嫌いだった―― 　魔法少女になる運命を背負った少女の決意といずれ魔女になってしまう少女の出会いを描いた物語。 　死亡まほシリーズスピンオフ第二弾に…

月と星と蛍の綺麗な夜に夫婦は子供を願いました。 一年後生まれた男の子はまるであの日を思わせるかのような色を持っていました。金の髪、左目は蛍のような緑色。しかし右目は濁った黒だった。

召喚魔法に失敗し、知らない世界に飛ばされた少年。両親は仕事でいないことが多いため、独りぼっちには慣れているはずだった。けれど、異なる世界で迎える夜は寂しく、両親との繋がりを求めて…

月は夜空で輝いていた。闇に浮かび上がる月の姿に有史以来人間は様々な事を考え、観察し、推測し、空想を捧げてきた。 天空の鏡、海の支配者、天文学の母、魔女の星、理性の光、狂気の根源─…

昔の人が夜空を見上げて見立てた星座の絵 でも、あらためてみても絵に見えない！ こうなったら新しい星座で命名しなおすしかない！ ↓前回の投稿↓ 『この小説書いてるのって男？　…

ブラック企業に勤める孤独体質の会社員・アユム。ある日帰宅した彼を待っていたのは、巫女服を着て狐耳としっぽを生やした、謎の幼女だった。「わらわはケダマリン星からやってきた侵略者なの…

あの日の夜空は綺麗だった。何時もの様にお気に入りのスポットで星を眺め過ごすクロエ、社会のしがらみから逃れたこの草原で日々の疲れを癒すはずだった。 忍び寄る闇は月を穿ち、クロエを呑…

15世紀、地中海世界。 かつて玉座から逃げ出した若きスルタンは、琴を弾き語る女と出会い、再び王となる。 時として戦記、時としてファンタジー。 それは、歴史で見たコトありそうで、し…

普通の一日を終え、夜空に月を見た私。

夜空が綺麗な日。 ごく普通の中学二年生、ハルとヒカリは世界を救う《騎士》に選ばれわけもわからぬまま異世界に召喚されてしまう。 二人はそれぞれ別の場所で目覚め、そこで出逢った人々か…

大人になったジョバンニは銀河鉄道の動力を研究し、天河石と月長石の関係を発見したのです。たくさんの博士たちの前で発表したジョバンニの説はたくさんの人たちから興味を持って受け入れられ…

主人公水野一哉は高校3年生。 高校3年の5月、一哉は自分の部屋から 趣味の星座鑑賞をしていた。 星座をみながら…自分の初恋の相手 西村愛理のことを考えていたのだった。 どうしたら…

クリスマスの夜空に舞う赤き閃光。 通常の3倍ものスピードで飛来するそれ。 「間違いない！　赤い閃光のサンタだ！！」 ↓前回の投稿↓ 『人生バスの降りるベストタイミング』 h…

遠雷（えんらい）は緑生い茂る月で、学生の翡翠（ひすい）と同居生活を送っている。穏やかな月での生活は、夜になると滅びた地球が太陽に照らされて夜空に浮かんで見える。翡翠は月から遥か3…

　ねぇ、Ｍｒ．ロレンス。君は覚えているかい。僕が初めて君に手紙を書いたのは、丁度あんな風に晴れた夜空に浮かぶ月がお日様みたいにまん丸で、僕がこの世に生まれ落ちてからぴったり十五年…