「ファンタジー旅、」を含む小説

「貴方はこんな話を知っていますか。 慈しみと愛の半死霊、静寂に猛る焔、希望に呪いを絶望に宝石を送る厄災、価値を守る星と花の魔女、純白の呪いと■■超越者を従える聖女、世界を見ること…

『カコカンコ』は、空の上から歴史の1ページを見つめる物語。非常識が常識に変わる瞬間を目撃する。 ちょっと自慢できる趣味を持つ中年男性と、未確認生物との不思議な旅。最初は二人だけだ…

前世編と今世編が１話ずつ交互に挟まります。 前世編：砂漠の王・カシュハは、流星のごとくあらわれた隣国の学生・タタユクと共に旅に出ることにした。ふたりは立場も育ちも全く異なるなかで…

かつて、この世界には“魔導師”と呼ばれる者たちがいた 剣も掲げず、名も語らず──ただ人のそばに寄り添い、静かに生きた者たち。 だが今、魔法は派手な戦闘の道具となり、英雄とは力を…

バセレシウ王国。神テアディースが最初の人間を創造したとされるテアディース大陸のほぼ全土を支配する大国は、大きな火種を抱えていた。 バセレシウ王国が国教と定める、神テアディースを…

ニートだった。不死じゃないけど不老だった。ずっとニート16歳。90を過ぎて旅に出る。旧知の領主と話をする。同じくエルフと話をする。そんなこんなでエルフを連れて旅に出て次の街を目指…

神が造りし世界を巡る島「蓬莱」。その地を旅する一座の語り部・朱里は、自らの記憶を失っていた。胸に沈む漠然とした「違和感」と、言いようのない寂しさ。しかし、彼女の「語り」は、真実へ…

遍歴の騎士が、数多の貴婦人にめぐり逢い、彼女たちを救済するハイ・ファンタジー。 騎士道物語のテンプレに従った物語です。 一話ごとに完結する、ごく短い短編の連作ストーリーです。

その日、私は仕事中に死んだ。 　——いや、正確には「過労で倒れて、そのまま二度と目覚めなかった」と言ったほうが正しい。 　ブラック企業の総務課。朝から深夜までの残業。休日出勤…

「それでは、神を殴りに行きましょうか」 誰もが見惚れてしまう様な笑顔で随分と物騒な事を言ったのは、神に愛された穢れなき乙女であるはずの元聖女様だった。 複雑な呪いを背負ったグ…

【綺麗なお兄さんと楽しむハイファンブロマンス、第1章完結――！】 廃村で目覚めた青年テオは、全ての記憶を失っていた。 彼の目覚めに居合わせた美しい天遣＜あまつかい＞のネージェは…

かつてこの世界は、 祈りによって支えられていた。 人の“想い”が塔を共鳴させ、風や水、火や大地を循環させていたのだ。 けれど今── 人々は祈りを忘れ、塔は沈黙し、世界は崩れかけ…

若い頃の私は、魔法使いになりたかった。 けれども、王立魔法学園には入学できず、民間の魔法訓練所で資格を取って、冒険者になった。 それでも、C級止まりで、やがて体力の限界を感じ、冒…

遥か北、氷河の地下深くで目覚めた者たち。冷たい群れは、静かに動き始める。一方、傷を負った若者は、古の書物を探し求めて旅に出る。過去と未来、交錯する使命と運命。まだ語られぬ秘密が、…

裏路地を歩いていた瑠璃藤礼明は男の生首を発見する。すぐに周りに知らせようとした礼明だったが、その生首は何と喋った。 俺を助けてはくれないかい？ こうして、生首との旅が始まった。

小さな村の教会に住むノエルは将来、このまま家を継ぐことに漠然とした不安を抱えていた。そんな中、行商を営む幼い頃からの友人であるエレノアと再開する。　少しの不思議と広大な世界の中で…

※現在更新休止中です。稲獣の刈人完結後改稿予定。 銘米神が稲穂を纏う獣と化した――核を刈り、命を繋げ。 始まりは、稲成村で起きた原因不明の不作だった。 「銘米神に会いに行く」…

コールドスリープから目が覚めた男は、同じく眠りから覚めた女子高生リゼと共に、世界を歩き始めた。 この国は何度も滅びていて、また滅びを迎える寸前らしい。 だが、二人には記憶がな…

ナムとセム、この大地に住む二つの民族の争いは、お互いの心に深い傷痕を残した。 それから二十年。 セムの少女アイは、相棒の機械獣ミッテとともに、世界を知るための旅を続けていた。 …