DeaDAsh -不死者とJKの終末旅行記-

コールドスリープから目が覚めた男は、同じく眠りから覚めた女子高生リゼと共に、世界を歩き始めた。

この国は何度も滅びていて、また滅びを迎える寸前らしい。

だが、二人には記憶がない。自分がどうして眠っていたのか、なぜ国が滅んだのか。

その国の名は、灰の国。

空から死の灰が降り注ぐこの国では、灰から人に感染する黒紋という遺伝子操作物質に悩まされていた。感染した人間は、たとえ機械に魂を移し替えたとしても、ごく一部を除き、理性なきケモノ・灰入（かいり）となってしまう。

おじさんとJKは、死の灰の危険が蔓延する終末世界で、旅をする。