「見たくない 短編」を含む小説

創作三国志。劉備の幼馴染である簡雍が酔って話した奇譚。若い頃の劉備は戦場で一族を失い、不思議な童子と契約をする。それは人智を越えた呪いの契約だった。一部始終を見ていた簡雍は酒場で…

天羽生　深春（あもう　みはる）は憂鬱であった。 妹達の卒業式というおめでたい日がもうすぐなのだが、それと共にある約束を果たす日でもある。 （どうにかしてあちらから約束を断ってもら…

「博人、今日から高校二年生ね」 「は？　母さん、僕は今年から高校三年生だろう？」 「まぁ、何を寝ぼけているのよ！！　今年から二年生でしょう」 僕の名前は薄井博人（うすいひろと）。…

九木真奈美、22歳のフリーターだ。祖父の葬儀で田舎に帰省したら、そこには開かずの間が… 短編なので読んで見て下さいね。

辺境の研究エリア、低層十階建てアパートに格安で引っ越した僕は、その日、窓の外に走る少女を見た。 真夏の日差しの中、光の丘に向かって少女は走る。 そんなことあるわけない。僕が見た…

春崎という名の避暑地にて、恭少年は母と夏の終わりを過ごしていた。 二人の前に現れたまつりという名の青年について、恭は自分にとって良からぬことをするために現れたのではないかと危惧す…

　とあるスマホアプリを使っていた人々が次々と交通事故に遭った。その原理とは……。 　オカルトSFシリーズ第五弾にして完結編！ 　これ単体でも読めますが、完結編ということで過去作と…

1歳児を育てるアラサーの私は、日々娘の育児と仕事に追われていた。 ある日、私が昼寝をしている間に娘が食べているものを見て絶叫する。 それ、それって……もしかして！？ ★ノンフィ…

とある高校の教室で、男性教諭と女子生徒が机に向かい合い座っていた。 教師は古文の問題を目で追いながら、少女の質問に真摯に応える。 少女は手に持った教科書と教師の顔を交互に見な…

　少女は恋をしていた。 　その人はとても遠くにいて、自分じゃ届くわけもない様な高嶺の存在。 　自分が手を出すのがおこがましいくらいの相手に恋をする。 　常に、外見だけを見…

過去を振り返る時、あなたは何を思いますか。私の記憶にはいつも祖父がいた。なりたい夢に向かう。でも現実は。ちょっと切なく淋しい家族愛のお話、

　ある日の朝、曲辰呉楽(くせたつおおらく)が教室に入ると、「曲辰呉楽に恋人がいる」という噂が広まっていた。友人から追及を受けるも身に覚えのない呉楽は、どうにか誤魔化し一日を終える…

兄の謙一、妹の沙枝、そして兄の妻であり妹の親友でもある光梨。 三人の同居する見隅家で、本当に愛し合っているのは妻と妹だった。 折り合いと騙し合いの交錯する、NTR黙認型ガールズ…

容姿端麗、成績優秀。憧れのあの子が僕に告白！？ 答えなんて決まりきっている。 決まりきっているはずなのに……！ なぜか恋人同士になれない両片思いのラブコメ短編 カクヨムWeb…

その人を、見てはいけない、話しかけてはいけない、語ってはならない―― 地方の旧家である佐倉家には、奇妙な風習が残っていた。 それは家の存続と繁栄を願って、生き神様をたてまつると…

　親の顔より見た、親の顔が見てみたい、などとヒトは言う。 　しかし、私はあまり親の顔というものに覚えがない。 　幼いころから、いわゆる鍵っ子というやつで、よく一人で留守番をさせら…

掃いても掃いても終わらない落ち葉掃き。そんな小僧を慰めたのは木枯らしのいたずらだったのでしょうか？

運動会が近づくある日。運動がとてつもなく苦手な中川くんの様子を見た『私』は目を疑います。

「私、王太子殿下を殺してしまったわ……！」 令嬢は、足元に転がる死体を見て叫ぶ。そこに訪れる聖女。現場に残されていたのは―― 『豆腐』の存在しない世で、豆腐愛が起こした悲劇と…

愛しているわけではないが結婚しよう。 後継者が必要な男と、あと数年の命の父に子どもの顔を見せてやりたい女の利害が一致した。 愛のない結婚だったが、まわりを心配させないよう幸…