「八月」を含む小説

　今からお聞かせするのは、舞鶴で会った男から聞いた『ロシア病院』と『二重倉庫』の話です。あまり気持ちの良い話ではありませんが、少しだけお付き合いください。 　そのとき私は盆休み…

八月の公園で虫取りをする少年と、それを見ているお姉さんのお話です。

会ったことも、話したこともないあなたの小説は、僕の中に残り間違いなく影響を与えています。８月６日が来るたびに思い出します。

◆ 令和五年の八月六日 父の歳と同じく 戦後七十八年経つ いのりが灯となりますように ◆よろしくお願いいたします。

お題『八月六日と八月九日』 広島県人ゆえ、心持ち六日寄り。 あの惨劇を経験した方たちの多くが亡くなられ、その記憶が薄れていく現状に対しての思いを綴りました。 九年ほど前に他サイ…

　日笠は周りに誰も住んでいない山奥の一軒家で、水海という少女と二人で暮らしている。一緒に住んでいる理由は監視のため。水海は超能力を使った犯罪者であり、危険人物である。だが、彼女は…

俳句　二十句連作　テーマ：八月

八月に入り、娘が「部屋から音がする」と言い出した。初めは気のせいだとか、外の音を聞いているのだろうと適当にあしらっていたが、あまりにしつこいので仕方なく音の正体を探る事にした。そ…

　昭和二〇年八月六日 　坊の岬沖を進撃する第一機動艦隊に米軍第五八任務部隊の空母艦載機が襲撃を仕掛ける。 　第一艦隊旗艦大和に迫る敵機を迎え撃つのは、護衛の任務に就く第一水雷戦隊…

夏休みの最終日。 冴えない男子高校生、水島 ｜景《ケイ》が殺された。 容疑をかけられたのは、彼の幼馴染である日南 ｜京《キョウ》。 彼女が無実だと知っているのは、被害者のケイのみ…

第六回こむら川小説大賞参加作品です これが私の逆境だ ※就職活動中の方の閲覧を推奨しません ※メンタルが健やかな状態での閲覧を推奨します

八月六日。私の誕生日。私の、最後の記憶。 女子高生の幽霊・サクラは、唯一自分の姿を視た刑事・梓に自分の遺体を探すよう依頼した。

八月某日、訃報によって十五年振りに帰郷した八重子は、ある想いを秘めてかつて住んでいた家を訪れる。 荒れ果てた夏の庭で、彼女が目にしたものとは――。

とある年の八月下旬、寮生として高校生活を送っていた辻村真の元に差出人不明の手紙が届く。そこには先日から行方不明となっている冴谷涼子の持っている根付を探してほしい、と書かれていた─…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト（二十首連作部門）応募作品

　このお話は、まだ見ぬ卜部空という子が主人公となります。ウメチカが千の物語を迎えるに辺り、その向こう側にある物語は、八月を待てずにもう動き出しています。……ということは、ウメチカ…

縁日である八月二十日。章生が住む海辺の町では、灯籠流しが行われる。 ※若干インモラル気味です。

カクヨム公式自主企画「百合小説」用作品　 全四話構成です。 【あらすじ】 「だからね、私は信じたい。この綾音と一緒にいる時間を」 　私――岬心音は永遠を信じる。 　――永遠…