「落ち込むな」を含む小説

　売れっ子恋愛小説家のウェンディは、｢部屋に引き篭って妄想ばかりしている痛い女｣として婚約者に盛大に婚約破棄をつきつけられた。 　落ち込む暇もなく今度は、嫌われ者の第3王子から、…

魔術の才能を見極める選別の儀。そこでドロセアは最弱かつ無能の印であるZ級魔術師の烙印を押されてしまう。 Z級魔術士は基本的な魔術すら使えず、赤子でも使える最も低位の防御魔術『シー…

モラハラ夫に虐げられている島崎若菜はこの日も夫から罵られていた。 メシマズ嫁と毎日のように言われ、何も出来ない烙印を押され、自信を無くしていた。 そんな日々の生活の中、夫に浮気…

ごく限られた人間にのみ発現する＂特異体質＂。 主人公の晴人もまた、"不死身"の特異体質者であった。 ある日のこと、晴人は特異体質者を殺害するための組織、カルマーの殺し屋であるエ…

進士明政の家は、桃山亭と言う日本料理店で有る。父親の進士忠政は日本料理の流派、進士流の家元で包丁師で有る。 高校を卒業した明政は五年間、京都翠光亭で修行を積んだ後、栃木の実家桃山…

約1000文字のショートショートです。 とある家庭の温かい朝の一コマ。

　兄の死により、男爵家を継ぐことになったヴェロニカ・スティカ・アースラ。彼女の婚約者は、婚約破棄後、妹と婚約することになった。しかし婚約破棄の翌日に、妹が失踪してしまう。 『もう…

中間テストの結果に落ち込むのり子と、絶望する絵美。それでも代わり映えのない日常は今日も淡々と過ぎていく。数学教師は今日もマッチョで、チョークをぼきぼきと折りまくる。のり子の母が作…

　親に連れられた王宮の夜会で見初められたアマリリスは、王太子との婚約を幼い頃決められてしまう。 　そこからお妃教育のために、すべてを捧げる日々。子どものように遊ぶことも、親と触…

雨の日は気分が落ち込むと言っていた［俺］がいつからか雨の日も楽しいとさえ思えるようになったお話 ※他サイトにも掲載しています

『地味石ミリー』『洞穴王女』と囁かれるミリアは、鍾乳石が宿り石のゆるい王女であった。 明るさとおおらかさだけが取り柄のミリアはある日、理不尽に戦力外通告を受けてしまう。しかし…

さなコンで書いた話です。 お客様レベルという自分の客としての態度によってサービスが違う世界で、手酷い対応を受ける主人公。自動音声にもかかわらず態度の悪い窓口に自分の価値がないの…

今年から高校生になる柴田明里は、大好きな友達のルカと同じ学校に合格し、ワクワクしていた。 今年からルカちゃんと同じ学校。ルカちゃんと毎日会えるんだと思いながら、合格発表を終えて彼…

【あらすじ】 少々生きづらいレベルのツンデレである幼なじみヒマリに惚れている男コスケは、高校卒業にあたって告白したものの、ヒマリの「ありえないんだけど」という返事により失恋してし…

『地味で根暗な鍾乳石が宿り石』の『ステラ・カルサイト』は、二十歳の誕生日に国を追われた王女である。 逃亡の道中行き倒れ、出会った青年『カーティス』に拾われ一命を取り留めるが、…

　かつて戦場で、サラとジェイコブという負傷兵二人を助けたのは、刑事である赤野周作。周作は、仙石という裏社会の人間から身を隠すことを目的に本名である周(あまね)という名前を捨て、女…

蒸気機関が発展し、社会へ広がりつつある世界。歴史ある名門貴族の三女であるシャーロットは、堅苦しいしきたりよりも機械いじりが好きだった。しかし彼女も18歳となり、縁談を断れなくなる…

「強大な悪がいる、どうか僕たちを助けて欲しい」 勇者ブレイルは魔王を倒したその日 エルシューと名乗る神が現れ助けて欲しいと頼まれる。 勇者であるからこそ、彼の頼みを聞いたが 目が…

大きな大陸を丸々一つ貸しきった大国──ルスファ。南に広く国を築く人間たちの手により、魔族たちは北へと追いやられていた。 その中でも、いまだ、かろうじて政権を保持している北の島国…