「現代ファンタジー・あやかし」を含む小説

日の出前に目が覚めて、町から町へとひたすら歩き、春を届ける。夕方になると眠くなり、木陰や茂みで黎明を待つ。そんな春の配達員が出会う、儚く美しい四季の物語。

月菜と明日香は小学校から仲良しの二人。今も噂が絶えない様々な怪異を調査するため、人ならざる力を使って全ての謎を解き明かす！　バトルも、掛け合いも、冒険（？）もある学園少女ファンタ…

おいでませ おいでませ はやくこちらにおいでませ 貴方の大切なモノをかけて 貴方の唯一の願い、叶えましょう おいでませ おいでませ 彩紙耶堂へおいでませ

ネタを探すためにあちこちをフラフラと放浪する、ちょっと訳ありな作家の和泉雷志は、男の娘しかいない町へと導かれる。 男の娘だけどみんなめちゃくちゃかわいいし積極的！ 町の外からやっ…

「ぬし、我の嫁となれ」 　この言葉で、人身御供の生贄に選ばれた巫女である天魔華鈴（てんまかりん）の人生は変わった。 　両親からの愛や温かさを知らなかった華鈴は、あやかしの世界…

本来は十才で死ぬはずだった白﨑楼香（しろさきろうか）は、怪異に魅入られた瞳を持つ。 両親が自らの寿命をつぎ込んだ行為で、楼香は生きながらえ、一人きりの寂しさを味わう。 目で怪異を…

呪詛払いの家系に生まれた双子。二人はSNSで呪詛払い希望者を日々募っていた。 ある日「不老不死の呪いを解いて欲しい」と望む男から依頼が届く。 依頼を受けた双子の妹は男と共に、呪い…

商店街の薄気味悪い路地を入ったところにあるテイクアウト専門のたこ焼き屋さん。 お客は来ないのになぜか、毎日たこ焼きを焼いては売りきれるという噂。 同級生の遊矢と面白半分で覗きに行…

死因が不明の、奇妙な発作死が相次いで起こっていた。 札幌市で機器のセキュリティテストを生業にする南戸進は、 寺生まれで幼馴染みの刑事、田原道地と共に事件へ足を踏み入れる。

物は100年この世に在り続けると、命を得て人の姿をもった付喪神となる。 付喪神統括本部とは、4つの課から構成される、付喪神が人の世界で平穏に暮らしていくための機関。 そこには、知…

彼は冷たい男と呼ばれていた。 親しみを込めて 彼が触れたモノは凍えてしまい、口に含むと氷ってしまう。 しかし、彼の住む町の人たちは何よりも優しかった。 これはそんな特異な体質を持…

一橋(いつはし)って。 俺の先祖、何考えてこんなわかりづらい名字にしたのかなぁ？ 拳で悪霊を祓い、蹴りで狐狸妖怪をぶっ飛ばす。よくあるお祓いのお話しです。

日本情緒溢れる観光地、神織市には《逢わせの神様》の言い伝えがあります。 曰く、この町のどこかには《逢わせの神様》がやっているお店がある。 曰く、そのお店に立ち寄れるのは何らか…

【呪いを扱う祟屋の話】 日記を書かなければならなくなったらしい。

悠人はカメラを趣味にしている中学2年生だ。 彼は訪れた神社で偶然、転校生の舞白と出会う。 その帰り道で2人は「何か」に襲われ気を失った。 目を覚ました悠人は自分の体に異変が起きて…

カドカワ読書タイム児童小説コンテストに落ちたので、ネタバレあらすじは非公開にしました。 いつか長編で執筆できたらと思います。 ♢♢♢ 年下の猫系男子とお付き合いはじめま…

なにをやってもうまくいかない。 そんな私の前に現れたのは派手な色のぬいぐるみ。 「僕とデートをしてくれませんか」 昔の記憶がよみがえる。 そのぬいぐるみは、かつて一緒に過ごした大…

住宅街から少し離れた場所にある、古びた洋館のアパート、メゾン・ド・モナコ。 そこには、火の鳥のフウカ、化け狸の少年ハク、水の妖のマリン、狼男のギンジ、猫又のナツメ、社を失った貧乏…

普通とは何か考えたことはあるだろうか。そして、自分の思っている普通が何処にいても通じると思うのか。これは、所謂普通から外れてしまった者たちの物語。