「きみだけだよ」を含む小説

月ヶ峰市には誰かもわからない殺人鬼が潜んでいる。 殺人鬼曰く、私がきみ達を幸せな場所へと案内してあげよう。 殺人鬼曰く、私があなた達の魂を楽しい処へと案内してあげる。 殺人鬼曰く…

結婚して数年、行商帰りの夫が「化け猫さんを買いたい」と言う迷子の子供を連れてきた。 しかし妻にしてその化け猫、ユエは子供を見るなり「この子、幽霊だ」と言い放つ。 夫に取り憑いた霊…

アンナ・エフラーは田舎出身の成金豪商の娘。母亡き後、貴族出身の義母と義妹に「卑しい娘」と虐げられている。芸術の都ブルーメンでは音楽をはじめ芸術に長けることがステータスなのに、大好…

＊カクヨムコン１０（短編）応募中。 　教室で孤立してしまった女子高生・御園夢は、映画がきっかけで同級生の男の子と仲良くなり――。 　青春と見せかけて胸糞短編小説（全6話、約…

この春で高校2年生になる諒は、なんの刺激もない、そんな日々に辟易していた。しかし学校に行くと、転校生が来るとみんな騒いでいた。その転校生とは、今高校生を中心に人気の大人気モデル、…

短歌連作8首です。よろしくお願いします。

すがすがしい朝。カーテンを開けたら、まぶしい朝日とともに「さんさん、さんさん」とダンディな低音ボイスで聞こえてきて…… 世の中の擬音がイイ声で聴けるという謎能力に覚醒した小野く…

どこにでもいる女子大生、君野華（きみのはな）は、大学の廃校舎の肝試しをしていると、あるはずのない十三段目の階段を登った先のあるはずのない階で、白銀の髪の眠り姫と出会う。 それは、…

言葉通り

高校生の由花は自分の居場所がないことに悩んでいた。 学校ではいじめられている子がいて、居心地が悪い。助けてあげたいのにそんな勇気も出ない。 家では両親のケンカが絶えず、ヘッドフォ…

少女たちの祠にまつわる話です。

愛していたんだ。多分、誰よりも。だから、この道しか選べなかったし、選ぼうとしなかった。 どこを間違えたのだろうと振り返っても、無駄だ。だって間違いなんてない。きっとどこかで間違っ…

未来を視る先視（さきみ）の力を持つ孤児の少女リリアは、母を病で亡くし、 父の死を先視の力で把握しながらも防げなかった過去を持つ。 ある日リリアは、両親の知己である貴族の屋敷に養子…

白板に水溶性マジックで、1つの◯が書かれた。 「きみたちは、これがなにか分かるか？」 男はマジックで、1つの◯を指し、問いかけた。 1人の男性がボソボソと「円。」と、答えると、 …

――君たちはどう生きるかという問いには未だ解が出ていない。 人生を突き詰めるひとつ問いに直面した大学生の「坂東」は、孤独なキャンパスライフの中で藻掻き、足掻き、そして唯一の光明…

レビューが入ると、まれに「レビューブースト」と呼ばれる爆発的なPVの伸びが起きます。 読者の方は、その爆発が起きていても解りにくいと思いましたので、その全てを解説してみたいと思い…

800〜4000字くらいのSSを上げます。 1. 夢みたいに抱きしめて 就活の時に喧嘩別れしたカップルが、社会人になってから元鞘になる話。 穏やか大人な攻め×ちょっと幼くて感情豊…

９９パーセントの人間に何かしらの『能力』をもつ世界。 そんな世界で、高校生の増栄州将（ますえ　くにます）は自分の能力のせいで見える友人の栗須公宏（くりす　きみひろ）の妄想に悩まさ…