「だとしても和風」を含む小説

幼少期に父親を怒らせて元服と同時に勘当された愁、幼い頃に聞いた伝説に惚れ込んで平安の神に憧れては自らも天界への転生を夢見る青年・太朗、なにやら天の声が聞こえるという人懐っこい少女…

　狐姫。 　狐憑きの容姿をしたわたしはかつてそう呼ばれ、戦国時代で生き残るために一度は織田信長によって滅ぼされた朝倉家を再興し、その勢力を拡大させた。 　上杉家、織田家、北条家…

(旧題　鴉は夜に啼く【黄泉の巫女と陰陽師～天逆鉾を巡る神々の陰謀～】 ) 陰陽師や呪術師、妖に日本の神々が出てくる和風ダークファンタジーが読みたくなり、自分で書きました。 テーマ…

城好きの大学生・赤城直時は、とある山城の探索中に坂から転落してしまう。 意識を取り戻した彼は身体の異変に気づく。身長は15センチほどしかなく、おまけに自由自在に宙を舞うことさえで…

何よりも寝ることが大好きな少女・小枕うたたは、このごろ悪夢に悩まされていた。級友の裏切り、家族との離別、あるいは恐ろしい魔物に追われる夢──。うたたはそんな夢の中に、謎の男を見つ…

稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で、歌垣に参加するため海石榴市を訪れることとなった。 そしてその歌垣後、椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。 その夢…

H県X市の山中に存在する『名洛村』には『御神子祭』という秘祭があるという。 小説編集者の汐里は作家の弟切と共に御神子祭に潜入することに。 しかしそれは身の毛もよだつ、惨劇の始まり…

ある休みの日。蔡は管狐であるユダの好物のいなりあげを買うために街に出かけていた。そのときに運悪く、ガラの悪い男たちに絡まれてしまう。 通行人はみな、見て見ぬふりをして助けてくれる…

都会での日々に疲れ果てた私が訪れたのは、祖母が遺した古民家のある夜鳴（よなき）村。時が止まったかのような美しいその村は、よそ者の影を喰らう怨霊「影見様」を祀る、恐ろしい因習に支配…

『源氏物語』の世界に転生した私。今まさに紫の上が垣間見されようとしている！？

水上家は、集落の豊穣を祈願する巫女の家系。龍の末裔である天沢家と共に地域を見守ってきたが、時代が下がるにつれ、その威光は遠ざかりつつあった。 双子で生まれたため、忌み子として隠…

『かみよもきかず』作者、鳳繰納公認スピンオフ開幕！ 言葉の力で異能をあやつる異能力者「言霊師」。因習と体面で縛られた言霊師社会を主人公、乙弥が一刀両断する！ ※本作品はカクヨムで…

目覚めたとき、少年は大きなネズミの姿となっていた。 記憶も名前も失い、辿り着いたのは──異能者〈羅刹〉が支配する暮梨村。 羅刹とは、鮮花（あざばな）と呼ばれる花を肉体に宿し、異…

そのタケノコは、脈を打つ。 壇ノ浦の海に散った平家の怨念は、竹林の土に染み、今も静かに息づいている。 町外れの竹林――誰も近づかないその場所で、俊はタケノコを掘る。 それは、…

陰陽師婚姻制度。 麒麟の一族の巫女の占いにより、婚姻を決める制度のことを差し、それまでは五行の一族の若者は陰陽寮で学び、それぞれの術式を覚えるという。 朱雀に連なる少女、朱明ほ…

音を立ててはならない―― そう教えられて育つ、静けさを守る村。 外から来た女「静」と、静かに営まれる祭。 だが、ひとつの音がすべてを壊した。 黙して現れる“影”が、音のする…

私、赤居みどり。小五。フツーの小学生女子♪ ある日の放課後――私は学校一のイケメン・狐野たぬきくんに校舎裏に呼び出される。 え？　もしかして私、イケメンにコクられるの？ そう浮か…

大嵐の夜、古い日本家屋でひとり過ごす男の前に現れたのは、人魚の伝説を語る、美しい“誰か”だった。 この夏を、忘れられなくなる——。 🏷️ /夏 /怪談 /人魚 /ノスタルジー

とある神に守護された洲、玉垣にて。 十七歳の実緒は、山奥に溜まった障気を身をもって鎮める贄としてまさに捧げられていた。粛々と役目を果たそうとしていたところ、突然に現れた若者によ…

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件とは一切関係ございません。