かみよもきかず外伝 いまはむかし

登場人物紹介（1月23日更新）

※各キャラクターの年齢は第1話（2015年1月1日）時点のものです。

◎五行家

自然に満ちる霊力を五行思想に当てはめ、言葉に霊力を込めた「言霊（ことだま）」という形式で霊力を扱う一族。普段は一般人として生活しながらモノノケと呼ばれる人を襲う怪異を調伏（ちょうふく）している。

【木戸家】中国・四国地方を管轄する家。木行の霊力を扱うことに長けている。

・木戸（きど）乙弥（おとや）

年齢:18歳　誕生日:2月3日　身長:165cm

本作の主人公。木戸家当主で父親の神仕（しんじ）が「先に結婚相手を見つけてきた方を次の当主にする」と宣言したため東京でモノノケ調伏（ちょうふく）の役目を果たしながら結婚相手（嫁）を探すことになった。武器は青い槍「木枯（こがらし）」。言霊師としてはあまり強くないが、首から下げた笛と呪符でモノノケを操ることができる。

優しく正義感が強いが、他人と関わるのが苦手。ひとりで思い悩むことが多い。

火村（ほむら）家当主候補との結婚が破談になってから一生高知から出ることはないだろうと諦めて高卒で高知農協に就職した。現在は築地市場にある東京事務所に勤務している。

・秋山（しゅうさん）

年齢:不明　誕生日:秋頃　身長:可変

元々は人間に殺された害獣の魂が集まったモノノケだったが、数十年前に神仕から名前と祠（ほこら）を貰ってから山を守る神様として信仰され、神に近い存在になった。正式な名前は「秋山守命（アキヤマノモリノミコト）」。本尊は高知の山奥にあるが、乙弥が火村屋敷に分祀（ぶんし）したため東京でも顕現（けんげん）できる。

コウモリや熊などの獣に変身して戦う。

・木戸（きど）甲子（こうこ）

年齢:22歳　誕生日:2月11日　身長:157cm

乙弥の姉。楽観的で豪快な性格。面白いことが好きでケンカや揉め事に首を突っ込みたがる。

武器は三叉槍（さんさやり）「白露（はくろ）」。言霊師としては乙弥より強いが楽観的な性格が災いして負けることもしばしば。木戸神社の神主候補（婿）を探している。

・木戸（きど）神仕（しんじ）

年齢:44歳　誕生日:2月3日　身長:174cm

木戸家当主で甲子・乙弥の父。懐が広い親分気質。母親が広島出身のため広島弁と土佐弁の混じった妙な方言を話す。前当主正宗（まさむね）の子（きょうだい）同士の殺し合いを生き残って当主となった。さだめとは異母兄妹。

武器は銛（もり）「龍神」。四神家や瑞獣家に匹敵する強力な霊力を持ち、風を操ることができる。当主を武力で決める方法に嫌悪感を持ち「甲子と乙弥のうち先に結婚相手（嫁or婿）を見つけた方を次の当主にする」と宣言した。

【火村家】関東・北陸地方を管轄する家。火行の霊力を扱うことに長けている。

・火村（ほむら）さだめ（旧姓:木戸さだめ）

年齢:44歳　誕生日:3月7日　身長:158cm

乙弥の叔母にあたる人物。娘の亨子（きょうこ）と乙弥が結婚するはずだったが、亨子が出奔（しゅっぽん）したことで破談となった。

明るく快活な性格。ひとりで火村屋敷に来ることになった乙弥を励ましてくれる数少ない人物。

・火村（ほむら）亨子（きょうこ）

年齢:20歳　誕生日:1月1日　身長:162cm

火村家の長女。次期当主として乙弥を婿に取るはずだったが結納を前に出奔。以来行方不明になっている。武器は太刀「火夏星（ひなつぼし）」。

霊力量が非常に多く、「百年に1人の逸材」と言われ幼少期から火村家の親戚全員から将来を期待されていた。

・火村（ほむら）衛（まもる）

年齢:13歳　誕生日:12月15日　身長:160.2cm

火村家の長男（亨子の弟）。姉の出奔により次期当主となった。

霊力がほとんどないため武器を使った攻撃はできないが、右手だけのモノノケ「右手さん」と共に他の言霊師をサポートする。

【手奈土家】関西地方を管轄する家。土行の霊力を扱うことに長けている。

・手奈土（てなづち）蓮（れん）

年齢:17歳　誕生日:7月8日　身長:163cm

手奈土家の次女。手奈土家の代表として東京でモノノケ調伏の任務に就いているが、火村屋敷にほとんど帰ってこない。武器はクナイ「蓮華（れんげ）」。強さによる油断や周りをないがしろにする態度で他の言霊師から避けられており、単独でモノノケ調伏をすることが多い。

プライドが高く自分が評価されないと癇癪（かんしゃく）を起こす。自分より弱い妹や姉を嫌っている。

・手奈土（てなづち）美卯（みう）

年齢:16歳　誕生日:6月4日　身長:147cm

手奈土家の三女。両親の急逝（きゅうせい）により14歳で当主となった。武器は神楽鈴（かぐらすず）「空木（うつぎ）」。戦闘向きの武器ではないため後方支援に回ることが多い。

【金崎家】九州地方を管轄する家。金行の霊力を扱うことに長けている。

・金崎（かんざき）優介（ゆうすけ）

年齢:23歳　誕生日:12月31日　身長:182cm

金崎家当主。京都帝國大学経済学部を卒業後に当時の金崎家当主だった父親を追放し（株）カンザキ鋼業代表取締役に就任。系列会社を含めた「カンザキグループ」の会長となった。武器は九節鞭（くせつべん）「羅刹」。霊力量が多く戦闘も得意なため同世代では最強の言霊師。

徹底した男尊女卑、家父長制主義者。自分より弱い人間、学歴の低い人間を全員見下している。また、女癖が悪く本妻の咲（さき）との間にもうけた子ども以外にも本人が認知していない子どもが何人かいるらしい。

・金崎（かんざき）咲（さき）（旧姓:手奈土咲）

年齢:18歳　誕生日:3月23日　身長:150cm

16歳で金崎家に嫁入りし、その年に娘の桜子（さくらこ）を妊娠。嫁入りした年の夏に両親が水難事故で亡くなったため、「ケガレを金崎家に持ち込むな」と義母に言われて喪が明けるまで手奈土家で暮らしている。武器は針「爛漫（らんまん）」。霊力が少ないためほとんど武器を使わない。

温和（おんわ）で貞淑（ていしゅく）、典型的な大和撫子（やまとなでしこ）。優介は咲を「学もないし弱いけど顔と体だけはいいから手元に置いてる」と評しており、咲も優介の子どもを育てることが仕事だと割り切って接している。

【水面家】東北地方を管轄する家。水行の霊力を扱うことに長けている。

・水面（みなも）大樹（だいき）

年齢:27歳　誕生日:6月25日　身長:170cm

水面家当主。分家出身だが本家の当主が大樹の祖父母による呪詛（じゅそ）返しによって死亡したため両親は粛清され、死んだ当主の身代わりとして水面家の当主になった。武器は和弓。霊力がなく守護刀を弓に変形させることしかできないため、矢は妻であるつかさが錬成している。

レンズの分厚い眼鏡にニキビ痕だらけの顔と垢抜けない容姿だが、家族想いで穏やかな性格で水面家の親戚から慕われている。

・水面（みなも）つかさ（旧姓:金崎（かんざき）つかさ）

年齢:24歳　誕生日:1月25日　身長:180cm

当主大樹の妻で、優介の姉。「女は後継ぎを産めればいい」という考えの両親から勉強を禁止され、16歳で水面家に嫁入りしすぐに子どもを産むことを強制されていたが、水面家に嫁入り後に大樹の配慮で3年間仙台の専門学校に通う。卒業後長女妃奈月（ひなつ）を妊娠、出産。現在は大樹と共に東京でモノノケ調伏をしている。武器は鉄製の折り紙「千代（ちよ）」。霊力が強く空間移動の術などさまざまな十分を使うことができる。

冷静沈着で物腰柔らかだが、弟の優介や娘の妃奈月には厳しい。一度激昂すると手がつけられなくなる。

◎裏五行家

五行家の直系血族が興した分家。五行家同様言霊を用いることが多い。

【邑木家】木戸家の影武者を務める家。

・邑木（むらき）花道（はなみち）

年齢:23歳　誕生日:非公開　身長:189.2cm

邑木家長男（次期当主）。甲子・乙弥と親交が深く乙弥を弟のように思っている。

武器は翡翠色のトンファー「双龍（そうりゅう）」。

・邑木（むらき）環（たまき）

年齢:10歳　誕生日:非公開　身長:137cm

衛の許嫁。

【篝火家】火村家の影武者を務める家。

・篝火（かがりび）剣（けん）

年齢:20歳　誕生日:1月7日　身長:174.5cm

三つ子の長男。未来視の能力で「いつか起こる結果」を見ることができる。常に未来が見えていることに加えて生まれつき心臓に疾患があるため、他者との関わりを避けている。武器は太刀「七星（ななつぼし）」。

・篝火（かがりび）鏡子（きょうこ）

年齢:20歳　誕生日:1月7日　身長:160cm

三つ子の長女。千里眼（現代視）の能力で「今特定の場所で起こっていること」を見ることができる。火村亨子の影武者だったが、亨子が出奔したため現在は処遇を保留されている。

・篝火（かがりび）玉（ぎょく）

年齢:20歳　誕生日:1月7日　身長:158.9cm

三つ子の次女。過去視の能力で「過去その物、場所に起こったこと」を見ることができる。

◎八方家

一部の人間を除き瑞慶嶌（ずいけいとう）と呼ばれる孤島に隠居している一族。結界で自分たちの島を守護しており、遠隔で島外に干渉することもできる。

・乾（いぬい）群平（ぐんぺい）

年齢:45歳　誕生日:非公開　身長:170cm前後

八方家の一角である乾（けん）家の人間。過去に起こしたとある事件により瑞慶嶌の外で四神家・八方家のために働いている。

国家公務員試験に合格しキャリア官僚として宮内庁に入庁。宮内庁内にモノノケ対策専門の部署を設立するために色々手を回している。

・ネコ（仮）

年齢:不明　誕生日:不明　身長:150cm前後（推定）

群平が面倒を見ている少女。言葉を話すことができないらしい。