「雪 現代ファンタジー」を含む小説

日笠ヒマリ（ひかさ・）は、この街を縄張りとする吸血鬼である。 定期的に人間の血を吸わないといけないのと、運動神経が優れていることを除くとあまり吸血鬼らしくない、今どきの女の子だ。…

この世には人間の恐怖により出現する鬼を退治する忌人と呼ばれる者たちがいる。 ある日、越葉雪は忌人と出会い自らの体内に鬼が宿っていることを知る。 十二年前に起きた鬼との戦争に勝…

クラスメイトの手嶋雪実から、弟が謎の失踪を遂げたと相談される柊咲々芽。中学時代からの悪友、矢野森花音も加え、三人でとある雑居ビルの一室へ。そこは、咲々芽のいとこ・飛鳥井環が経営す…

２０５０年 高校１年生の久流彌　雪（くるみ せつ）は夏休みに高額の新薬臨床試験のアルバイトをする事にした。国の研究機関による、プロジェクトでその実態は、高校生の体内で原初の半獣…

雪が降りしきるクリスマスの日。プレゼント配達が遅れ焦る新人サンタは、急ぐあまり配達先の家の少女に姿を見られてしまう。だが、その子が新人サンタに向けて言った言葉は予想だにしないもの…

神により黒の雪が町中に降り注ぎそれを浴びたものは異形となり人々を襲う。逆に異能の力に目覚め異形と戦い生き続けるのだった。 そんな記憶がない１人の少年と１人の少女と少女に力を与える…

山鳥紗菜は雪が降り続ける街で、雪になって消えていく和菜の姿を呆然と見つめていた。和菜だった雪は、綺麗に並べられたレンガ調のタイルを濡らしていく。残された紗菜の瞳には、一人の女性が…

現在20歳無職の主人公、文月創志は高校三年生の頃突如理由もなく自殺した当時の彼女、鹿海雪に負い目を感じ、未だに引きずっていた。 ある日、騒がしい蝉の声が聞こえ、大量の本やごみが乱…

冬休み「僕」は毎日どこかへ行く。「行く」と言うのも猫に誘われて行くのだからきまりが悪い。猫が喋って雪が降って蛍が飛んでて ちょっと不思議ででも当然な僕の毎日の一端。

桜咲雪弥（さくらざきゆきや）は妹の沙雪（さゆき）と二人暮らしをしている。ちょっとおバカでアホで騒がしい沙雪に振り回されながら、雪弥は変わらない日常を楽しんでいたはずだった。だが、…

春の足音が近づく某日、恋人との結婚を間近に控えた雪代は、不慮の事故に遭い命を落としてしまう。 遺された者たちの行く末を見守りながら天へと昇る彼女は、“死に先案内人”と呼ばれる死者…

化石のこと、彼らが生きた太古の海のこと、 夏に生き秋に死んでいった虫たちのこと、 にせものの夜空のこと。 雪の夜に海底を歩く少年たちの静かな物語。

購買部のみさきはいつも妙なジュースを買いにくる雪之丞に興味がある。 しかし彼は何だか態度が嘘臭い。 ある日彼女は雪之丞の真実を知る。

　クリスマスの夜、バイクに乗った舞は、家路を急いでいた。何でも心咲と椋が家で｢クリスマスパーティ｣なるものをやるらしいからだ。 　そんな舞だったのだが、運悪く、ビースト（人食い…

ある町に1人の名物男が居た。 彼はいつでも同じ場所に立ち続けていた。例え風が吹き、雨が降り、雪が降り、日照りが続こうとも。 　ある日、少年とその祖父がその男の横を通り過ぎた。…

　幼稚園児の晃と中学生の里央は年の差きょうだい。クリスマスイブの夜、純真な二人にささやかな奇跡が起こる。