「あやかし×ミステリー」を含む小説

四畳半の一室。 ちゃぶ台に書棚、それから布団を敷いてしまうと床面積の2/3を占拠してしまう、この人間が健康で文化的な最低限度の生活を送ることができる、最低限の空間に男女が三人。

遊神来夏（ゆがみ・らいか）。 彼女の素性を知る者はいない──。 獣に獣道があるように、人間にも人の道がある。 けれど来夏は人の姿でありながら、あやかしの道を飄々と歩む。 その轍…

ホラーという珈琲にミステリーというミルクを入れてカフェオレ（作品）にしてみました。珈琲タイムの息抜きにでも読んでいただけたらありがたいです。一杯どうぞ。

世には数多くの怪談話や都市伝説が存在する。かくいう私の住む町にもいくつかの不気味な体験談などが存在した。　ただそれらは怪談のように"オチ"があるわけでもなければ、都市伝説のような…

　ひなは村一番の美しい娘。しかし、その婚約者たちが次々に急死したため、祟りがあると噂になって両親ごと村八分にされてしまう。唯一やさしくしてくれたのは幼馴染の平太だけ。 　やがて…

　ごく普通の高校生・江口克実は、夏休みの期間だけ近所の大学の民俗学の教授・黒澤の元でアルバイトをすることになった。 　黒澤は大学の資料室棟に住み込み、その怪しい風貌から『怪人』…

赭坂の村についてを知るべく、男は村に降り立った。 しかし、赭坂の事実を探路するが、男に次々と奇妙なことが起こる…。 ミステリーホラー！ 書きながらの連載になるので、危うい部分…

とある探偵事務所兼喫茶店に 足を運んだ"あたし"。 そこにいたのはここの主　彼女。 胡散臭さもさることながら"あたし"は彼女に とある依頼をする。 このミステリーの最後に待ち…

怪異がある意味苦手な少女がトラブルメーカーに引き連れられて関わっていく中、奮闘することになる物語。主人公が自分の過去に捨てた選択に再び会うとき、彼女がどんな選択をすることになるの…

『八咫烏』。それは、古より日ノ本を守るべくして創られた秘密組織。 その八咫烏に在籍する士門紅葉は、安倍晴明を祖にする一族の分家に生まれた。 普通の女子高生として生活する彼女の真…

呪術師の一族に産まれた月子の人生はとんでもなく詰んでいた。一族の崩壊と共に産まれた時から決まっている運命は、17になる日に贄として仇の一族の屍人形になること。 そんな彼女を救った…

僕は転校生のかんたと遊ぶためにかんたの家へ行くが、なかなか見つからない。路地裏へ進んでいくとそこにはデビルがいた。

心霊スポットとして有名な廃墟でのオカルト体験を試みる若者たち。彼らは怖い体験をする中で、次第に恐怖に取り憑かれていきます。その中で彼らは奇怪な子供の姿に遭遇し、恐ろしい光景に立ち…

左京は親の都合により転校を繰り返していた。 今回もそうであった。田舎とも都会ともいえない街には、昔ながらの喫茶店があって、左京は足を踏み入れた――。 出会ったのは同い年の少女、霙…

ある冬の夜。家の前に出ると、そこにはこの世のものとは思えないほど美しい君がいた。彼か彼女かわからない君に触れ、『願い』を唱えると…… これは、主人公の少女――真実が、この世ならざ…

改題しました。日常のほんのささいな不思議ブログです。暇つぶしに気軽に読んでいただければ幸いです。

猥雑な街【應龍寨城】で、失踪した父の後を継いで探偵になった高校生の話です。 なにがしか整合性のある、合理的な世界観／舞台／人物は設定しない所存です。 イメージボードのように、だら…

お江戸のでこぼこ御庭番コンビが、蘭学と貨幣と遊郭をめぐる大冒険。田沼時代の1772年。明和の大火によって江戸の鬼門封じは破壊され、炎の化身お七の封印が解かれてしまった。イケメン石…

死因が不明の、奇妙な発作死が相次いで起こっていた。 札幌市で機器のセキュリティテストを生業にする南戸進は、 寺生まれで幼馴染みの刑事、田原道地と共に事件へ足を踏み入れる。