「現代文学 純文学」を含む小説

物心がついた頃から、同年代の子達との”ズレ”を感じていた琴音。 良くも悪くも聡かった彼女は、世間から”変人”に見られては今の世の中では排除される現実を知り、 ”本性”を晒しては生…

オカワダアキナ主催。修復と蘇生のアンソロジー「金継ぎ」収録作品。 【金継ぎ（きんつぎ）とは、うつわの直しかたのひとつ。陶磁器の割れや欠けを漆で接着し、継いだところを金粉などで飾っ…

巷にはびこる怒りの連鎖が生み出す不思議な絆、のようなもの。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　http://tmykinoue.hate…

子供の頃の不仲が原因で長らく会うことのなかった姉妹が母親の病気の看病のために再会し、同じ病室で長い時間を過ごすうち、バラバラだった家族が看病を通じて再生する。

「天国か、地獄か。君はどちらを選ぶ？」 　例のごとく気まぐれ作品です。今回は鬱薄めだと思います多分きっともしかして。 　短編が書きたくなっただけです。どうもこんにちは←

願いを三割でも叶えてもらえれば御の字か、あるいは単なる役立たずか。 人の願いを三割だけ叶えてくれる「三割神」とはいったい……？ ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】…

人間の願いをあっさり叶えてくれるかと思いきや、次々とその厳しい達成条件を提示してくるビジネスライクな神様。 ――それを「条件神」と呼ぶ。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書…

——20世紀最後の夏、私は彼女とたった一夜の恋に落ちた。 森の麓の寂れた公民館。図書室の不思議な少女。バツイチ彼女の半生と腕につけられたストライプ状の火傷の痕。カザルスのチェロで…

４～５年前に書いた小説です。推敲はしません。そのまま載せます。。。

同じ高校に通う、幼馴染みのツグミ。 態度がでかく、口が悪く、自由奔放に生きる、お転婆娘。 そんなツグミが、ある日、チャレンジ・トゥ・ディレーションという得体の知れない部活を立ち上…

ある夏の夜。 不意に訪れた奇妙な感覚に目を覚ました、 小学五年生の少女、彩月　椛音（あやつき　かのん）は、 自室の窓から偶然目撃した、火球の軌跡に導かれるように、 真夜中の家か…

転職活動中で社宅を出なくてはならなくなった里奈は、独身で一人暮らしのおばと一緒に暮らすことを提案される。一人暮らしが長く、久々に他人と暮らすことになった里奈は、その生活を窮屈に感…

アアア！もうダメだ！弊社爆破しねえとやってらんねえ！

大した時速でなくとも、それが肉体の速度というものなのだろう。

遷延性意識障害について少々思い違いがあるかもしれません。 彼、彼女、少年、少女などに気を付けて読むといいかもしれません。

一人で泣けない人のところに現れる「降らし屋」がいる。 降らし屋は雨を連れて現れ、言葉を紡ぐ。張りつめた心にしとしとと雨粒が染み込んでいくように。

　樟山　晟(くぬぎやまあきら)は突然、変な音を聞くようになる。それは悲鳴であることに感づいた。けれど、その音を発する人は、すでに生きることを諦めてしまっていた。 　助けを呼ぶ人た…

雄太は死んだ。 親友の賢治、従兄のコウ、エミマキは、雄太が生前に残した言葉を辿っていく過程で、雄太の死をそれぞれの形で受け止めていく。 だが兄である勝正は、雄太の死を受け止めき…

逃げ道は塞がれ、視野はどんどん狭まっていく。 それでもふとした仕草から、ほんのわずかな明かりを見出す。 ただ生きることだけを目的に、生きていくことしか出来ないから。