「だったらいいなあ」を含む小説

　次世代ゆとり世代『マジュトリー』達の手により、人々のモラルは崩壊しかけていた。軽犯罪や迷惑行為が街に溢れ、ツイッターテロとそれを盾にした脅迫が横行し、善良な市民は深く傷を負った…

主人公、井出夏樹は新宿二丁目のゲイバーでバーテンをしている。 ある日、携帯に見慣れない番号からの着信。 それは中高一緒だった２年上の先輩からだった。サッカー部の先輩であり、夏樹の…

久しぶりにあなたの夢を見た。 目覚めた時、その夢を残しておきたくて、忘れないうちに書き殴った。 こんなことをしても意味なんかないのに。 ただの夢なのに、もしかしたらと期待してしま…

　無職、実家暮らし、25歳の男・黒倉楓は、ある日母から謎の団体『天廷会』を紹介される。 　『カルト』の二文字が浮かんだ楓は何とかして母を守りたいと考えるが、その時天廷会開祖の孫娘…

　ここは、現世とあの世の境目、賽の河原。 　僕は、この河原に建つ「フェリーマンカンパニー」という渡船会社に勤める三途の川の渡し守。 　今日も、渡船場から沢山の死者を渡し舟に乗…

あなと逢うのは夜だけ 何もかも、躰で感じればいい―― 大人のショートショート ５分で読めます　 隙間時間にさらりとどうぞ

BLが好きすぎて誰かに布教したいと思っていた一条美菜乃(いちじょう みなの)。 ある日、あるVtuber事務所のオーディションについての広告を見て思い付いた。 「Vtuberにな…

「無人島に一つだけ持っていくとしたら、なにを持っていく？」 「それって道具じゃないとダメ？　人でもいいの？」 「構わないよ」 「じゃああの子――」 　… 「あの、選ばれた私に…

たまには考えすぎてもいいよね

　人工冬眠装置で低温療養をしていたら、設定の誤作動（？）で千年後になっていた。 　身体も幼体化（５歳？）してるし、施設は廃墟のようで周囲は森林となり、抜けた天井から動植物が入り込…

一年も続けずに会社を辞めた。その日に女子高生に絡まれた。何かの八つ当たりなのか。ひどいことを言われて、僕はどうしたらいいんだ。そして、少年の日の憧憬に気付かされる。

ぼくは、悲しいのだった。

「このままでいいのか」という疑問を抱えていた主人公は、ふと大学の駅を乗り過ごし新宿御苑へと向かった。灰色の、都会の景色の奥に主人公が見つけ出したものとは───。

※2022年7月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

話が逸れてしまう？道が続いているならいいじゃないですか。 放課後の教室で話す時間とか最高だよねー。 ────ねぇ、ふと思ったんだけどさ？ どこにも分類されない、ここだけの会話。…

ちょっぴり偏屈な画家がお転婆なパン屋の娘さんに絵を依頼されて、もだもだする話です。約5000文字。 やるべきことがうまく行かないとき、とりあえず他のやりたいと思ったことをやって…

友達が猫を連れて居候しに来たことがあり、そのときの猫の気持ちを人間の私が自分勝手に想像してみました。 当然ストレスもあったと思いますが、なんだかんだでいい思い出になっているといい…

主人公・アキト（夫）と元・悪役令嬢・レイラ・ロレーヌ（妻）の出会い～結婚・日常の話です。

　あらすじ。 　母がシナリオを担当する乙女ゲームの悪役令嬢になってしまった主人公の物語。 　悪役令嬢が悪役をやらなかったら運命が変わってしまうじゃないかと悪役をやりきり自由になっ…

人間の大人と同等の知能をもつ超天才犬ポチ。その頭脳故に抱える苦悩は多い。 以前に飼われていた家から飛び出し、様々な家を渡り歩く。天才的な頭脳と犬としての愛嬌を生かし、それぞれの家…