「ホラー 怪奇」を含む小説

『渡リ烏倶楽部』 それは、幽霊やらその他、この世に存在するありとあらゆる怪異。不思議。超常現象。都市伝説を調査し、暴き、追い、時に追われる、オカルトサークルである。 メンバーは二…

男は見知らぬ部屋で目を覚ました。外へ出ようと先に進むも、同じような部屋が続くばかり。 部屋には二つの扉と、それぞれ言葉のついたプレート。 男は二つの内一つを選択し、先へ進んでいく…

　いたいけな少女を好き放題に嬲り尽くした挙句に生かしたままでリリースしたら、それは残虐な復讐をされるのも必定……ッ！　怨敵にブチ当たるまで、この世の邪悪を手当たり次第に殺して殺し…

　これは精神科医の老人の前に現れたとあるニャルラトホテプの物語である。 　言葉、人、心、機械、狂気……それに希望を一匙零した複雑怪奇な邪神絵巻。 　敢えて言わせてもらいたい。これ…

花見に訪れた僕たちが見たものとは…。 美しい花に見とれていると、貴方もこうなるかもしれませんよ…。

都会の片隅で『幽霊駆除』という事務所を営む樫本零と「自称」助手の松嶋沙耶香。そこに持ち込まれる怪奇現象を彼らが解決をしていく、オムニバス形式のオカルトミステリ。 同業者の蜂谷、そ…

　図書館の主、謎かけめいた言葉を好んで使う名も無き紳士、〈マスター〉は人間のように振る舞えるが、人間ではない怪異な存在。 　そんなマスターを支えるのは、同じく名も無き壮麗の〈助手…

「夜が来たらカーテンを閉めろ！」 父は、病的なまでに夜の窓を忌避した。理由は誰もわからない。 そんな父の訃報を受けて帰省した菜穂。山深い田舎の旧家で執り行われる通夜に、不可思議な…

男は河原で壺を拾った。つい持ち帰ったそれを眺めながら、男は「壷中天あり」の妄想を膨らませ、空想の世界に遊ぶのだが―― 大正・昭和の筆致で描く、和の一人称心理ホラー。 ----…