「届かない」を含む小説

「今はない、どこかの国」のお話。ショートショート連作です。

親愛なる両親へ 大好きな両親への、届かない私の気持ちをここで書かせていただきます。

臆病で人見知りする高校一年生「緋乃」が、初登校の間に同じ学校の男子生徒「翔」に一目惚れ。 おまけに同じクラスでしかも席が隣っ！？ けど翔は「女性とお付き合いをしない」ことがわかっ…

古い友人から手紙を受け取った。 その手紙には、彼が人と接していく中で生まれた多くの感情が描かれている。 人見知りで人間不信で不器用で。 これはそんな彼からの最初で最後の手紙だ。…

トリック小説です。 この小説にはある仮説がいくつか成り立ちます。 僕としては仮説は３つ浮かんでおります。 ひとつめの仮説はまあ、すぐわかるだろうという仮説。 ふたつめはよく読めば…

結婚式の準備の最中、婚約者は若く美しい宮廷楽師に恋をした。 いつ婚約を破棄されるのか。黙って見つめている私の想いを婚約者は知ろうともしない。 私は賭けをすることにした。少しずつ、…

　人類は自身が住まう母なる母星を飛び立ち、その星を内包する恒星系から羽搏き、何時しか銀河を股に掛けて旅をする様になった。 　そんな彼らの科学技術の進歩は、何時からか神の領域へと手…

幼い一歩はやがて手が届かない。

バンド活動をしているカズはある日、ライブの観客の中に、一人の女の子を見つけた。 手を上げたり、声を上げたりしてノッているほかの観客たちとは違い、彼女は目を閉じ、聞き入るようにその…

舞台稽古中に倒れた男が運び込まれて入院した先は、3年ほど前に離れた恋人のいる病院だった。 思いがけない二人の再会は、向かいの小児病棟の坊やの存在を交えながら、離れていた3年近く空…

まず初めに、このお話は完結済『インターセクション』の新章となります。ご存知無い方でも楽しんでいただけるよう配慮致しておりますが、本編及びサイドストーリーの内容を汲んでいますので、…

君の声は誰にも届かない。 失語症の少女は誰にも届かない声で何を想い何を届けたいのだろうか。 そんな興味本位で、同じクラスの失語症の少女のことを知り始めた主人公。少女は教えてくれた…

彼女を初めて見て、恋に落ちた。 彼女と話したい、彼女に触れたい。 しかしそれは叶わない。 なぜなら――

カレシとケンカしたのかなんなのか、友達の奈々が俺を呼び出した。 正直、面倒だが仕方ない。 愚痴だろうがなんだろうが、ちょっと付き合ってやるか。 ※こちらはホームページ「影月潤の…

私の初投稿作品です。親友同士のデスゲームになっております。優世と一霊が可哀想すぎる。初投稿なんでつまんないと思いますけど読んで欲しいです

詩集／『蝶　―ちょう―』2012年6月30日発行／special thanks：Ren.

銀河系宇宙の辺境の星、制度も法律も届かない《フロンティア》。そこに、もう一人、無駄に高い戦闘能力を持て余す男がいた。バードック・ヘロッド連邦保安官。またの名を「ごくつぶし（ユース…

短編集／『幻　―まぼろし―』2011年8月5日発行 それは 短い腕では届かないもの それは 願っても届かないもの それは もう何処にも届かないもの それは、