届かない救いの手

猫田

平和

ソノ壱-一霊視点-

 一霊「うん、じゃあね!」

 愛「絶対1時に集合よ!」

 一七「宿題30分で終わるかなぁ?」

 優人「ちょっと遅れるかもしんないけど行けたら行くわ。」

 優世「俺も行けたらいく、行けたらな」

 優華「小学生って楽でいいわね、あたしちょっと30分くらい遅れるかも」

 愛「えーー!」

 一七「ま、まあまあ。中学生も大変なんだから」


 こんな他愛もない話をしながらいつも通り下校する、それがボクの日常だ。今日は木曜日。小学校も中学校も四時間で帰る日なので、皆で遊ぶことになっている。宿題終わらせて、愛の家に行かなきゃ。

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