「視線」を含む小説

通学電車の中、怪しい視線に悩む女子高生を助けたのは同級生のイケメンマッチョ。 ストーカー対策のために一緒に登下校していたら、いつの間にか急接近。 困っていたのを見過ごせないだけじ…

140字小説です。少し視線をずらしたら日常が非日常になっていたかもしれない。

　平凡な街娘のピピルは一年前に自分が転生者だと気が付いた。しかも前世の記憶は自分の母親よりもぐっと年上。 　今生は豊富な人生経験を活かし地道に堅実に安定した人生を送ろうと計画する…

「すまないね、レディ。僕には愛しい婚約者がいるんだ。そんなに見つめられても、君とデートすることすら出来ないんだ」 「え？　私、あなたのことを見つめていませんけれど……？」 「な…

＜探偵討議＞ 古くはモーリス・ルブランとコナン・ドイルの往復書簡に端を発するという、要するに一方が「謎」を出して、もう一方が探偵役となり、それを解くという（架空の）競技。 一…

椿木るり様twitter ID：@ruri_tubaki)の企画、『＃月が綺麗だから創作したよ』

ある女性の寝室。見られている気がするのは何故。

一夏の恋日記。 主人公の日向 一/ひゅうが ひとは、親の金で美術専門学校に行き一人暮らしで自由自適に過ごし遊び三昧。 そんな中、あるBARで出会った“姐さん”に恋に落ちて、あり…

内向的で大人しい蛙女。 小柄でずんぐりとしていてボテボテ歩く蛙女。 長く伸ばした前髪の奥に隠れた大きな瞳と大きな口。 誰にも気にも留められず、 荷物を落として難儀していても誰も…

ゲイのアウトくんの病みがちポエムシリーズ。 大震災が訪れる前の日本で過ごした学生時代は、いじめと自殺問題がいつもテレビのニュースになっていた。価値観が変わる少し前の話。オトナたち…

～ある日の本庄の部屋にて～ 私がコップに注いだカルピスを飲んでいると、さっきまでストローでカルピスをぶくぶくしていた深谷が口を開いた。 「ねぇ、はじめちゃん」 何だ？と視線で問う…

〈あらすじ〉 「遥に出逢えたこと、きっとそれは奇跡だったんだ」 　遠い所から引っ越してきた海斗にはこの街の全てが新しく、心地よかった。きらめく朝陽、そよぐ緑、咲き乱れる花………

梅雨空の下、屋外の喫煙スペースで煙草を吸っていた。そこに現れた同期の彼。彼は「雑談」と言うにはやけに真っ直ぐな視線で、今は活動停止した梅乃雨（うめの・あめ）というVTuberの話…

どうしてこうなってしまったのだろうか。どこから間違った選択をしてしまったのだろうか。 徐々に侵食される平和な日々。身体に起こる異変。形容し難い、薄気味悪い視線と言葉。 とあ…

恋人との、図書室でのひととき。

新米理容師の日常に起きた地味に『嫌なこと』。 それは話すことで感染していく・・・

いつものように酒を飲んで、気が付いたら知らない場所にいた。妙なことに目線は低いし女のような声で――胸！　ヒラヒラの衣装！　結い上げられた長い髪！？　混乱するが、しかし張飛は細かい…

彼らは逃げられなかった。元から囚われの小鳥達なのだから、仕方なかったのさ。 だけど彼らは鳥は鳥でも星間移動を執り行える、宇宙の渡鳥。星を渡る子と呼ばれた貴き子供達は、己が翼をはた…

常に親に敷かれたレールを歩いてきた“詠”は、自分の存在価値を失っていた。しかし、高校2年の春、一個下の後輩“瑠衣”との出会いから人生は一変する。世間からの視線、将来性のなさ、祝福…

　学園の卒業パーティー。たった一人で姿を現した私、カリスタ。会場内はざわつき、私へと一斉に視線が集まる。 　――卒業パーティーで、私は婚約破棄を宣言される。長かった。とっても長…