「軍事 SF」を含む小説

　２１１７年。 　フットボールは新時代を迎えていた。 　軍事科学から転用した技術を用いて、『あらゆる手段で』勝利を目指す、最高にエキサイティングな競技である。 　才能に恵まれ…

二〇六五年、中国とロシアとの戦争に負け北海道と沖縄を失った日本は、新興宗教を母体とした「ＳＵＡ」という企業連合体に実権を握られていた。ＳＵＡは東京の三分の一を「東京ギガストラクチ…

『戦争奴隷が数匹消えたところで何も無いっていうのにありがとうございます。偽善者援護職《ジャッジメンター》様』 　皮肉混じりの返答が、ミストリアの心を刺した。 　 　公暦12年…

別の歴史を歩み、東西で分裂した日本で繰り広げるロボットミリタリー作品。 を目指して書いています。

時代ははるか未来の2150年、世界中に支社を置く民間軍事会社サージセキュリティー社の契約社員佐竹重蔵はだらだら今まで続いてきた己の30年余りの人生を振り返り、過去の幸せな日々を思…

運送業、軍事産業を生業とするボストラ。ファシーは配達部門を指揮しており日夜働いていた。しかし、配達員達は会社内のヒエラルキーでも最底辺であった。 FASTｰｰFlexible …

《最後までのあらすじ》 　スリード大陸は北から吹く致死の毒風を押し戻す南風によって護られていた。しかし近年、南風は突如として弱まりはじめ、危機が表面化する。 　大陸の北西に位置…

　地球の周回軌道を回っていたロシアの軍事衛星に小さな隕石が衝突した。その隕石には未知の微生物が付着しており、人工衛星は病原体を撒き散らしながら大気圏に突入してしまった。そして拡散…

1989年アフリカで起きた紛争に日本が介入した。主人公はその軍事介入で拠点を制圧後戦死を装い逃亡してしまう。彼が追ってくる部隊から逃げる中ある暗い現実、悲しい別れそして逃げた先に…

幕末の異端児・高杉晋作が23世紀の二足歩行型・軍事用ロボットと邂逅。果たして勝つのはどちらか。

ディストピア、日本語では暗黒郷と呼ばれる世界。これらの世界は求められない物として扱われ、反体制派を主軸にした作品が多く描かれる。そんなディストピアから民衆を救い出す「破壊者」では…

空気が薄い。 私は喘ぎながら目的の頂上を目指した。 日暮れ前には何とかたどり着いた。 岩陰から向こう側の山稜をビノキュラーでそっと覗き見た。 夕闇迫る一望に山々の稜線が拡がってい…

中国が台湾を自らの政治体制に組み込んで久しい。 日本は中国との摩擦が激しくなり、とうとうシーレーン封鎖の事態となった。 「世界の工場」である中国からの輸入品も途絶え、石油まで…

　人の脳波を人工知能に同期させ器械を動かすことが当たり前となった時代のお話。 　兵士も、兵器を直接操るのでなく、脳波を兵器の人工知能に同期させ戦っていた。脳がその負荷に耐えられ…

『知性と文明』を、もっと分かりやすくしました。 下記の作品に感動して、書きました。 イラスト：『りんご少女』　https://www.pixiv.net/artworks/897…

SF長編『ディ・ア・レ・スト』シリーズのスピンオフ的作品であり、 自主企画「第一回アップルパイ（恋愛）文学大賞」参加作品でもあります。 （『ディ・ア・レ・スト』本編　https:…

───世界の多様な文明、言語の壁が瓦解する程の"分極化世界大戦"終結から二百年余りが過ぎた頃。 未だ平和とは無縁な日々が続く世界で、辺境に住まい生き抜く1人の傭兵が居た。 ある日…

妖怪が人間の文明のインフラに組み込まれてから、早何年。 俺が局長を務める羽目になっている“怪異運用技術開発局”は新たに人類が支配下に置いた妖怪を見つけては、文明の利器として有用性…

　西暦2×××年、大干支時代。日本国を束ねている井出家の次期当主であるリツキは、14歳ながら罪人改め方として犯罪者を取り締まり、日々町の平和を守っていた。 　が、ひょんなことか…

西暦2×××年、日本国を束ねている井出家の次期当主リツキは、改め方として町の平和を守っていた。 が、ひょんなことから、井出家が代々秘密裏に管理していた軍事兵器・姫御子を目覚めさせ…