「掌編読み切り」を含む小説

　十数年前、領主の息子に両親を殺された。 　狩猟の帰りに両親が営む料理屋にやってきて、領主の息子は立て続けに両親を斬り殺したらしい。目の当たりにしていないのに、その光景を何度も夢…

　脱サラして農業をはじめたばかりの頃、ベテラン農家にトマトづくりのコツを聞きに行った。この人の作るトマトは、色鮮やかで実が詰まっている。味も極上だ。自分もそんなトマトが作れたらと…

宇宙ステーションが機能不全を起こした。脱出できる人数は限られる。残された少女と去り行く少年。ＳＦ掌編

わたし、アリーは孤児院で過ごしながら、毎日林に通っていた。そんな中、この小さな集落に盗賊たちがやってくる。

長い付き合いの幼馴染みが夢だった自分の店を持った。そこに招待されたなつきは、今まで伝えらえなかったことばを伝えたいと予告されていた。シチュエーションラブコメをめざしたお題用現代ラ…

「どうしてあたしなのよ！」――とある町を訪れた貴族令嬢メアリは、土下座する男たちを見下ろしていた。この町では龍神に生け贄を捧げなければならないが、好みに合わないと送り返されたとい…

掌編にも満たない、プロットやメモ書きのような文章群。 更新予定は永久に未定。

　屋上に佇む彼女は、唐突にその質問を投げ掛けた。 　ぼろぼろになっても継いで剥いで、不器用に生きる少女と、それを見つめる少年の一幕。

突然姿を消した親友、ひろ。 彼女を想いながら、さやかは一人公園で煙草を吹かす。 ……――例えもう会えないと分かっていても、私は彼女を想わずにはいられないのだ。

　新刊の原稿が終わって、ようやく〆切のない国でゲーム三昧の日々を満喫していた作者。  しかし、ある日うっかり告知ツイートを誤字り、「fragileに大幅加筆して、皿に後半を足して…

数分で読み終わる読切りの掌編です。 もりあがりやオチのない、エピソードの一部を切り取ったような詩的な作品が多めです。 基本的に1話完結で、それぞれの話のつながりはありません。 …

蛙が占拠した下り坂。私は其処を突破しようとする。其れが大きな後悔を私に抱かせる事に為ると知らずに。 ※この短編は小説家になろうにも投稿してあります。

今日もまた彼の拠点は侵攻される。侵攻者からここを守らないといけない。そこは彼の拠点なのだから。

人が何かを志すとき、そこには原動力となる何かがある。ある女性にとってのそれは原風景だった。