概要
その人は、本当に初対面ですか?
省吾は優しい。唐突に家を訊ねても、微笑んで招き入れてくれる。
優しい恋人の家で、私はありえないものを目にしてしまった。宛名にかつての恋人裕貴の名が刻まれたダイレクトメールだ。
裕貴も最初は優しい恋人だった。それがあることを境に豹変してしまった。やがて裕貴はモラルハラスメントを行うようになり、私は逃げるように彼の元を去ったのだった。
動転して落としたレジ袋がどさりと鈍い音を立てた。それが幸せの崩れる音だったのかもしれない。
板野かもさん主催の 第3回 匿名短編コンテスト・パートナー編 参加作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889074323
優しい恋人の家で、私はありえないものを目にしてしまった。宛名にかつての恋人裕貴の名が刻まれたダイレクトメールだ。
裕貴も最初は優しい恋人だった。それがあることを境に豹変してしまった。やがて裕貴はモラルハラスメントを行うようになり、私は逃げるように彼の元を去ったのだった。
動転して落としたレジ袋がどさりと鈍い音を立てた。それが幸せの崩れる音だったのかもしれない。
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