「アメジスト」を含む小説

『夏のアメジスト』のif特別編になります。まだ登場してない人物もいます。

ふたりの旅人がいた。 ひとりはアメジスト色の髪をもつ、いつも不敵な笑みを浮かべて憚らない青年だった。鋭いようにも眠そうにも見える目つきをしている。たいてい、コートのポケットに手を…

表があれば裏がある。光があれば影がある。少女は自ら、その身を影に堕とした。名を「パール」と改めて。 殺し屋となったパールはジュエリーという殺し屋組織に所属している。だが何故、彼女…

『散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする』などという謳い文句が流れ出したころの話。 　ペリドットの瞳を持つ男が率いるパイレーツ・オブ・ローズ……通称『蜜薔薇の海賊団』は、不運…

ひと夏の恋は此処から始まった。 委員長と不良の恋の行方は?

湊波さまの自主企画に参加させていただきました。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888031002 自作についてえげつない…

1999年からなし崩しに異世界交流がスタートし、なんやかんやでショッピングモールが異世界交流の中心になっているというふざけた世界観をベースにした物語が増え始めたので管理しきれなく…

劇的な手段で仇敵を打ち取り、国を奪還したことで世界的セレブリティとなった今をときめく魔法の国の女王──かつての魔法少女キリサキキッカ──のもとに自伝出版の依頼がもちこまれる。 …

悪い妖精の支配する町から脱出したウィッチガールたちは新天地で新しい生活を始めている。 失った学習の機会を取り戻すために学校に通うことにしたマリア・ガーネットはその放課後にマルガ…

なし崩しに異世界との交流が始まった21世紀前半。 赤い砂漠の中にある小さな町「ピーチバレーパラダイス」と呼ばれいてた。 かつてはなんの変哲もないスモールタウンだったこの街は、住…

脱法麻薬に手を出した少女はそれまで持っていた現実に対する認識が大きく変わってしまう。 一切は夢か現実か物語なのか、自分とは何なのか、「何か」とは何か。 ファンタジーの魔法を実…

三柱の女神によって創り出された世界。 その世界を滅ぼそうとした破壊の神が封じられて幾万年……―― “鳥籠”と呼ばれる施設に監禁されていた少年少女たちは、自らの意志と力で外…