作中世界の年表
ピクルズジンジャー
はじめに
某女児アニメのようなノリで、気軽に異世界へ行ったり来たりするのが当たり前になっている現代社会で女子がわちゃわちゃやってるエブリデイマジックで楽しい日常コメディみたいな小説が書きたいものだ……。
そのような動機から始まって用意した「1999年に恐怖の大魔王がやってきたせいでなし崩しに異世界間交流がスタートした現代社会」というトンチキな世界観を使いまわした小説が、思いのほか増殖しておりました。
調子に乗って世界観や登場人物を使いまわしていた結果です。
おかげさまで狙っていた女子と女子によるエブリデイマジックなコメディ以外にも、ヤクザ魔法少女の抗争だとか、バカバカしいくせに無駄に壮大なことになったこの世界観の起原だとか、フザけた世界観がむやみやたらに広大化し違法建築した謎の館のような様相を呈してまいりました。
今までは頭の中で把握しているだけでなんとかなってきましたが、もうそろそろ限界に。
今後書きたい物語のこともあるので、ここらで一丁整理してみることにした次第です。
――それにしても自作品の年表とは――。
まさか大人になって中学生の黒歴史ノートじみたものを真面目に作る日が来ようとは。
そんなものは自分のネタ帳にでも書いとけ、人様に見せるな、という声が己の中から聞こえてきますが、ありがたいことにこの世界観の物語を気に入ってくださる方もいらっしゃることもあり、また新規の読者様がお越しになられた時の為の一助になれば……という思いからまとめて公開することにしました。
なお、この世界観の基本ルールとしてはいかのようなものがあります。
・スポットゲームという異世界を行ったり来たりできる魔法ベースの技術が誕生している。
もともとは異世界でゲームのような体験ができるという体験型アトラクションのようなサービスだったけれども、時代が下がるにつれて教育や行政のサービスにも応用されるようになっている。
・スポットゲームはもともとショッピングモールで展開されるアミューズメントだったために、今でも異世界交流の拠点がショッピングモールになっている。その関係でショッピングモール近辺にはモールで働く異世界出身者が多く暮らしている。
・異世界交流の果てに大量の物資や人を一度にたくさん運ぶ必要もでてきたために、こちらの世界と異世界を地続きでつなげるトンネルも造られるようになった。異世界とこちらの世界を結ぶトンネルは界壁越境トンネルと呼ばれて、大抵高速道路を分岐・延長する形で用意されることが多い。
日本で最古の界壁越境トンネルである「賽の山トンネル」の向こう側は内戦に継ぐ内戦で治安が悪いことで有名。
・こちらの世界は科学技術においてはまあまあそこそこ進展はしているが、交流先である異世界主要文明圏は魔法をベースに発展している。つまりこちら側は向こう側にしてみればはっきり言って発展途上の後進圏であり、こちらの世界をカモる気まんまんでいる悪質な異世界の国家や団体も少なくない(とはいえそんな国や団体ばかりでもなくお互いにウィンウィンな関係を築いた成功例もある)。
なお、異世界の文明圏の主要国に所属する人々はこちら側を「暗黒地帯」「未開地域」とかかなりはっきり蔑視している。
――この辺はこの世界観のベースになっておりますので、最低限これだけおさえてもらえると大丈夫かと。
↑こんなの長すぎて読めるか! という方におかれましては、
「イオンのようなものが異世界交流の拠点」
「こちらと異世界をいったりきたりできる魔法ベースのゲームとトンネルがある」
「異世界の人から見たこっちの世界はぶっちゃけ16世紀のインカ帝国みたいなもん」
とだけ把握しておいてください。多分それで間に合います。
なお、私は算数が苦手で単純計算でびっくりするようなミスをしでかすやつです。間違いが多々あろうかと思いますが気づき次第修正します。
また、作品の展開次第でバンバン修正をかましてゆくことも十分ありえますので、決定事項というわけではなく「まあ大体この年代にこんなことになってますよ」と緩めにうけとめていただければ幸いです。
それでは、次章にて公開致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます