作中世界の年表

年表

※作中の暦はすべて西暦です※

※私が迷子にならないようにその時々の登場人物の年齢なども書いてあります※

※各人物の十四歳時に重大な出来事が起きがちなのは、私が十四歳という年齢を偏愛しているせいです※

1985　　

火崎雄馬　誕生

1990　　

ある少女の誕生

1992　　

先代ドルチェティンカープリンセスのウィッチガール活動開始

1993　　

佐藤美里　誕生

1997　　

渡辺翔子　死亡（享年17）とある異世界に転生する。

ドルチェティンカープリンセスとピーター・ブラッディの結婚

1998　　

マイク・ブラッディ　誕生

1999　　

火崎雄馬、異世界の王女マーリエンヌに召喚されて勇者になり魔王を倒しまくる生活を始める。

恐怖の大王襲来によって世界線が分岐　　

なし崩しの異世界交流がスタート

◎火崎雄馬（14）

2003　　

かつてリザイアと呼ばれた異世界の少女がこの世に転生

（後に門土みかどと命名される）

鈴木星子（ステラ）　　誕生

2004　　

望月真帆　真宵ソラミ　誕生

※望月真帆は早生まれなので学年はステラやみかどと同じになります。

魔法少女アサクラサクラ　ハニードリーム所属

普通の少女だった過去は一切抹消済み。以降ずっと十四歳のまま加齢せず。

2005　

火崎雄馬、妻マーリエンヌの妊娠が切っ掛けで勇者業を廃業。この世界に帰還。

自分と同じような異世界転移した元勇者仲間に誘われてスポットゲーム管理人としての職を得る。

※この人は元勇者である以前に元ヤンですんで「親になることだしそろそろ真っ当に働こう」的な気持ちが芽生えたものと思われます。

火崎マーリエンヌは異世界から帰化した最初期の日本人の一人になる。

2006　　

火崎日向子　誕生

2007　　

『ショッピングモールのえる子と私。』

スポットゲーム黎明期

える子がこの世界のモールで働きだす。

◎える子（14）

◎佐藤美里（14）　

◎火崎雄馬（22）

2008　　

ジョージナ・ブラッディ　誕生

◎マイク・ブラッディ（10）

2011

火崎雄馬「火崎異世界トラブル請負所」起ち上げ。スタッフにえる子を雇う。

2013　

異世界の悲惨な記憶を有する少女、呪術師団体の長・門土キヨノに引き取られる。

2014　　

スポットゲーム、「ようこそ　リルファンタウンへ」の大ブーム。

◎望月真帆（10　※小五）

◎鈴木星子（ステラ）（11）

◎真宵ソラミ（10）

魔界少女イブリス・ルキファの失踪

ルーシーと呼ばれる少女、赤い砂漠のスモールタウンにあるシェルターのメンバーに。

2016　　

ブラッディ家の家族旅行　マイク・ブラッディの出立

◎ジョージナ・ブラッディ（８）

◎マイク・ブラッディ（18）

スポットゲーム「フェアリーテールハイ」のサービス開始

2017　

賽の山トンネルの開通

異世界の戦争から逃れるために無数の難民がこちらの世界へやってくる。

『世界を救った勇者の妻である元異世界の王女が描いたほのぼのエッセイ四コマ漫画。』

火崎夫妻とリザイア（門土みかど）の惨憺たる再会

火崎日向子と門土みかどの付き合いの開始。

◎火崎日向子（11）

◎門土みかど（14）

◎火崎雄馬（32）

◎火崎マーリエンヌ（32）

『える子故郷に帰る。』

佐藤える子の里帰り、家族と和解して幼馴染と再会。

◎佐藤美里（24）

◎佐藤える子（24）

『月夜の森の魔女学校』

望月真帆と鈴木星子（ステラ）の仲直り、そして見送り。

鈴木星子（ステラ）の芸能活動スタート

◎望月真帆（13　※中二）

◎鈴木星子（ステラ）（14）

◎真宵ソラミ（14）

赤い砂漠のスモールタウンで住民大量死事件が起きる

◎マリア・ガーネット（９）

◎マイク・ブラッディ（19）

◎ルーシー（19）

※別の世界線上の2017年にある少女がトラックに轢かれて死亡、とある異世界に転生。

◎山下えみり（享年14）

2019

『火崎日向子の友情と初恋。』

火崎日向子、私立中に進学。そして失恋する。

門土みかど、日向子の進学先の高等部に入学し、同級生を大いに困らせる。

◎火崎日向子（13）

◎門土みかど（16）

2020

『テレビ、そして異世界を滅ぼした二人の少女についての覚書。』

『門土みかどの大晦日。』

年末に賽の山トンネルで前例のない大事故が起きる。

トンネルの向こう側の世界の何もかもが消滅・改変し、歴史ごと他の世界に一変してしまう。謎が多いこともあり、長らくその詳細は伏せられることになった。

トンネルの向こうで何が起きていたのか、正確に知る者は極めて少ない。確かなのは、賽の山トンネルを通ってこちらの世界に来た異世界の難民は帰るべき故郷を跡形もなく失ってしまったことだけ。

◎火崎日向子（14）

◎門土みかど（17）

2021

世界がまるごとそっくり入れ替わった、賽の山トンネルの向こう側の世界にある無名の小国が侵略される。

女王は弑され、王女は行方不明に（長らく死亡されたと思われていた）。

『火崎日向子の最悪な年越し。』

火崎家にドラ（カサンドラ）が居候。と同時に異世界がらみの怪しい人間の干渉が増える。

◎火崎日向子（15）

◎門土みかど（18）

2022

魔法少女ツバゼリツバメによるハニードリームの幹部殺傷事件

魔法少女番組「錬金天使ユスティナアルケミー」打ち切られる。

※番組そのものが空気のような作品であったため、その不可解さがまったく話題にはならなかった。もちろん「魔界少女イブリス・ルキファ」との関連を指摘する者もいなかった。それぐらい魔法少女が産まれてはいつの間にか消え去ることがこちらの世界でも当たり前だった。

2023

『実録　魔法少女焼死事件その真相』

『焼肉とタバコと魔法少女と。』

海に近い北の町で不可解な焼死体な焼死体が発見される。

それに前後して魔法少女キリサキキッカがハニードリームに所属。

魔法少女アサクラサクラの妹分としての活動を始める。

◎キリサキッカ（12）

2024

『マリア・ガーネットとマルガリタ・アメジスト、天国を奪い取る。』

魔法の国ピーチバレーパラダイスの消滅とドルチェティンカーの復古。

◎マリア・ガーネット（16）

◎マルガリタ・アメジスト（肉体年齢は15くらい）

◎キリサキッカ（13）

◎マイク・ブラッディ（26）

◎シスター・ガブリエル（26）

※人造魔法少女のユスティナは最初に年齢相応の人格と性格を付与された十四歳前後の少女として誕生し、そこから普通の人間と同じように毎年一歳ずつ加齢してゆくということになっています。なのでマルガリタ・アメジストは正しくは二から三歳ということになりますね。

2025

『異世界まではあと何㎞？　　～魔法少女逃走中～』

アサクラサクラによる魔法少女虐殺ショーとキリサキッカの女王即位の様子が生配信される。

悪い妖精の国ハニードリームの消滅。アサクラサクラは魔法の力を失う。

◎キリサキキッカ（14）

2026

魔狼王国建国宣言。

マリア・ガーネット、学校に通いだす。

『十二月のウィッチガール』

ドルチェティンカー、魔狼王国と同盟を結んだお陰で経営が安定する。

◎マリア・ガーネット（18）

◎マルガリタ・アメジスト（肉体年齢17）

2027

『放課後のウィッチガール』

魔狼王国建国一周年記念パーティー。

アサクラサクラは賽の山トンネルの異世界側に潜伏中。

アンダーグラウンドな魔法少女業をする時のみドルチェティンカーと仮契約するが、自分の望む形ではないため不満を募らせている。

◎魔狼王国女王（16）

◎マリア・ガーネット（19）

◎マルガリタ・アメジスト（肉体年齢18）

◎アサクラサクラ（肉体年齢16）

パーティー終了後に女王へ自伝執筆の話が持ち込まれる。

『テレビ、そして異世界を滅ぼした二人の少女についての覚書。』

異世界からの難民である渡辺慈雨、かつての友人チタと再会。

その後、世界がこうなった原因を作った少女の一人であるチタは完全消滅する。

2028

『バースデイプレゼントと女王の罪』

異世界の魔法武器制作開発最大手・ショコラポイジー社の元幹部だったリリス・テオブロマ、潜伏先を襲撃されて消息を絶つ。

『女王非公式会談　～焼肉とタバコと魔法少女と。２～』

魔狼王国建国二周年。

◎魔狼王国女王（17）

◎マリア・ガーネット（20）

◎マルガリタ・アメジスト（肉体年齢19）

◎アサクラサクラ（肉体年齢16　不定期の魔法少女業でなんとか加齢を食い止めている）

女王の自伝が刊行。賛否両論ありながらもベストセラーに。

2077

『テレビ、そして異世界を滅ぼした二人の少女についての覚書。』

渡辺慈雨と渡辺利座の孫娘の渡辺知多、祖父母がいた世界で何が起きたか独自に調査しその真相を物語にする。

　今の所、このような感じになります。

　まあ深く考えなかったせいで、魔法使いが存在する上に還暦前後になるはずのお笑い芸人が老体に鞭打って90年代ノリのバラエティー番組を作り続けているという、つくづくスットコドッコイな世界になってしまっておりました……。

　時代考証などについても同様で、2020年代なのに2010年代と同じようなSNS環境が継続してるということになってますしね。ツッコミだすときりがありませんが、「元々異世界に転生したポンコツ少女のやらかしによって分岐した世界なんだからスットコドッコイであって当然だ」と開き直らせていただきます。

　なお、作中の世界に登場する人物は自分の属する物語以外の登場人物のことは一切知りません。我々がいちいち世界のどこかにいる無名の誰それさんのことなど全く知らないのと同じように。

　今後の展開次第によって知り合うこともあるかもしれませんが。

『テレビ……』に出てきたデウスエクスマキナであるドラ（カサンドラ）は、いつかどこかに登場させたいなと機会を伺っております。

※2019年1月9日追加※

　『十二月のウィッチガール』『火崎日向子の最悪な年越し。』について追記しました。

　そんなわけでドラは2021年から火崎家にしばらく居候することになります。