「いえ純文学です」を含む小説

　初投稿になります。 　この小説にはモデルとなった曲があります。拙い文章ですが、お付き合い下さい。 　ちなみにタイトルの構文がたまにおかしいのはわざとです。

ー僕はそれに向いていない。 友人、クラス、学校生活に劣等感を感じる「僕」が楽しみにしていたのは、日々変わる町の風景だけだった。そんな折、学校を早退して町をぶらつく僕を待ち受けてい…

「俺」の苦く短い想い出。

21歳の円佳（まどか）は、アルバイト代で学費と生活費のほぼ全額を賄う苦学生。 そんな円佳の家に、7年間音信不通だった中学時代の親友・柚莉（ゆずり）がぼろぼろの状態で転がり込んでく…

五逆：仏語。5種の最も重い罪。一般には、父を殺すこと、母を殺すこと、阿羅漢(あらかん)を殺すこと、僧の和合を破ること、仏身を傷つけることをいい、一つでも犯せば無間地獄(むけんじご…

【暗室から出てくる先輩の顔は、ちょっとどころではなく面白い。顔全体をくしゃくしゃに縮めた出来の悪い梅干しみたいな姿を見るたび、私は心の中で「どうかこの人が一生誰からも恋しく思われ…

青春のリアルをテーマに、本物の青春の形を問うて描いた作品。主人公の｢私｣が想像もしないような不思議な出来事に巻き込まれながら、本物の青春を見出していく物語。

最近はコロナ禍もあり、自宅でイラストを描く日が増えました。イラストを描くときに練り消しを使うのですが、絵を描いていくたびに黒ずんでいく姿が自分自身と重なりました。生きていると真っ…

本当の愛とは この文じゃ推し量れるものでは無い、伝えたいものは。

鳶職の岸田凉はある日ゴミを漁る小汚い少年、カズキを見つける。生に関して関心の薄い凉は彼に興味を持つようになる。必死に生きようとするカズキに関わるうち、次第に生き方について再考する…

理由もなく愛したものは、理由もなく去っていく。 もっとも悲しむべきは愛に理由のないことである。

【ゆえに生まれた子どもは眼球を持たない。代わり、眼球が収まっているはずの空洞には無数のバクテリアの抜け殻がガラス玉のような塊となって埋まっている。薄水色に透き通るそれはこの世のも…

高校時代の日記を元に脚色して書きます。五年間語れなかったことを、小説にします。モデルと登場人物の関係は一切ありません。全１０章程度を予定中。

Twitter企画で共通のお題で短編小説を書きました。 日常純文学を意識して書きましたので 目を通して頂けると幸いです

親父が鍋を作ったりします。

【私は赤く染まった自らの足先を見る。ある程度乾きつつあるその塗料は一部が皮膚に付着している。指の腹で軽くこすってやると、まるで割引シールが剥がれ落ちるみたいに若干の掠れを残しなが…

自主企画「自由に、小説にしてみよう！」参加作品 以下のお題に続きを書いてみました。 「約束してたのに、友達がこなくて。連絡したら、スマホの電波を、間違って受信した宇宙人が降りてき…

花ちゃんはいつも一人でご飯を食べます。 仕事で忙しいお母さんと、帰ってこないお父さん。 寂しさばかり募る花ちゃんは、ある日風邪を引いてしまいます。 仕事を休めないお母さんは会社…